「macOS」の「ステージマネージャ」で画面領域を有効利用する方法
今回は「「macOS」の「ステージマネージャ」で画面領域を有効利用する方法」についてご紹介します。
関連ワード (macOSを使いこなす、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「macOS」の「ステージマネージャ」は、最近使用した起動中のアプリウィンドウへと画面を切り替える素晴らしい方法だ。これにより、すぐに表示できるアプリのサムネイル群がディスプレイの左端に一覧表示されるため、それらサムネイルをクリックするだけで、使用したいアプリを簡単に呼び戻せるようになる。
このツール唯一の短所は、こうしたサムネイルが貴重な画面スペースを専有するというところにある。モニターのサイズが大きければ何の問題もないかもしれないが、コンパクトな「MacBook」を使用していると、画面上のスペースは1ミリであっても貴重だと感じるはずだ。アプリのウィンドウを最大化し、画面全体を使って作業したい場合には特にそう感じるだろう。筆者の場合、使用しているアプリによってこうした感情を抱くレベルはさまざまだ。例えば、「LibreOffice」や「Pages」の書類を編集する際には、画面全体を使用したくなるが、「メール」を使用する際には、拡大表示の必要性をさほど感じない。
ただ、ステージマネージャを有効(かつデフォルトの設定)にした状態で、画面上にウィンドウを効率的に配置しようとすると、面倒な作業を強いられる。このため、筆者はウィンドウのスナッピングツールである「Rectangle」を使い始めた。それ以来、ウィンドウのサイズ変更は効率的であるべきだと考えるようになった。しかし、デフォルトの設定でステージマネージャを使用すると、Rectangleではウィンドウを最大化することができない。
幸い、この問題を解決する簡単な方法がある。以下の手順を踏めば、Rectangleを使いながら、あらゆるアプリのウィンドウを簡単に最大化できるようになる。唯一の短所は、開いているアプリのサムネイルが自動的に非表示になる、つまりサムネイルを表示させるにはポインターを画面の左端に移動させなければならない(この操作によって他のアプリを選択できるようになる)というところにある。こうした一手間をかけてもよいというのであれば、以降を読み進めてほしい。
必要なもの:必要なのは「macOS Ventura」以降が稼働するmacOSデバイスだけだ(ただ、出来る限り最新バージョンにしておくのが望ましい)。この記事では、「M1」チップ搭載の「MacBook Pro」(「macOS Sonoma」が稼働している)を使用した画像を掲載しているが、ステージマネージャに対応しているmacOSであれば同じ操作で使用できるようになるはずだ。
まず「システム設定」を開くことになる。これには「メニューバー」の左端にある「アップルメニュー」をクリックするか、「Dock」を使うか(Dock上に表示されている場合)、あるいは「Launchpad」をクリックしてほしい。筆者は体が覚えてしまっているため、大抵の場合はアップルメニューをクリックしている。