Wasabi Technologies、AI活用のメディアストレージ「Wasabi AiR」発表
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Wasabi Technologiesは米国時間4月9日、AIを活用したインテリジェントメディアストレージ「Wasabi AiR」を発表した。
Wasabi AiRは、Wasabiの高パフォーマンス・低コストのオブジェクトストレージにAIメタデータ自動タグ付け機能と検索可能な多言語音声文字変換機能を組み合わせたもの。Wasabiが2024年1月に買収を発表したAIプラットフォーム「Curio AI」は、大規模な映像・動画アーカイブの分析とインデックス付けを可能にする。動画ファイルがWasabi AiRにアップロードされると即座に分析され、AIが情報豊富な秒単位のメタデータインデックスを生成する。
Wasabi AiRは、顔認識、検索可能な音声文字変換、多言語翻訳、話者認識、光学的文字認識、ロゴ識別、音声認識を比類のない正確さで活用する。ビデオテープに保存されている映像・動画アーカイブをWasabi AiRストレージにアップロードすることで、これまで「死蔵」されていたコンテンツに新たな収益とユーザーエンゲージメントを生み出す可能性をもたらすと同社は述べる。
Wasabi AiRの利用に必要なのはストレージ料金のみで、AIの使用に追加料金がかからないため、Wasabi AiRの活用でメタデータ作成のコストを大幅に低減できるという。競合のサービスを利用するよりも、場合によっては80%も低い価格で、コンテンツを自由に扱うことができると同社は強調する。
ソースファイルとメタデータは、ユーザーが所有する。他のユーザーが使用する可能性があるモデルの訓練にユーザーの専有データを使用することはないという。ファイルやメタデータは、Wasabiのイミュータブル(不変的)なストレージと独自のマルチユーザー認証によって、ランサムウェア、災害、誤削除から安全に保護されると同社は説明する。
Wasabi AiRで想定されるユースケースであるポストプロダクションでは、報道パッケージ、ハイライトリール、SNSコンテンツなどに使用する映像・動画を素早く、リアルタイムで見つけ、まとめることができるようにする。スポンサー投資対効果(ROI)とマーケティングROIでは、ROI分析で、スポンサーの効果を判断するためにロゴを簡単に見つけることを可能にする。さらに、地理的多様性では、地域によって異なる視聴者の要件に合わせてコンテンツの調整ができるようになる。