決済基盤提供のAdyen、プラダ・グループとの提携強化–チャネル統合でCX向上図る
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決済基盤を提供する米Adyenは米国時間6月4日、Prada Groupとの新たな提携を結び、店舗における決済体験の向上を通して同グループのオムニチャネルコマース戦略の実現を支援すると発表した。
Prada Groupは、Adyenの単一のフィンテック基盤を全ての小売チャネルで利用することで、統一された独自の顧客体験(CX)を創造・提供し、競争の激しいラグジュアリー小売市場で差別化を図るとしている。
Adyenは、Prada Groupの決済インフラを単一のオムニチャネル基盤に移行する支援も行っている。これにより同グループは、ECや店舗などチャネルをまたいだ取引データを最大限に活用することが可能となる。同グループは顧客を一元的に把握でき、あらゆる場面においてブランドと顧客のコミュニケーションを最適化することが期待される。
AdyenとPrada Groupの提携は数年前にECから始まり、現在では世界中の販売時点情報管理(POS)ソリューションにまで拡大している。Adyenは現在、Prada Groupが推進するオムニチャネル化を支援し、全てのチャネルと顧客との接点における決済要素の統合を目指している。
Prada Group 最高情報責任者(CIO)のCristiano Agostini(クリスティアーノ・アゴスティーニ)氏は「当社は、プラットフォーム上でオムニチャネルソリューションを拡大し、あらゆるチャネルにおける各取引をつなげることに取り組んでいる。そのためには、全てをシームレスにする必要がある。Adyenは、全ての決済データを効率的に収集・管理する上での最適なパートナーだと確信している」とコメントしている。