「Linux」でシステムの情報を収集したいときに使用すべきコマンド5選

今回は「「Linux」でシステムの情報を収集したいときに使用すべきコマンド5選」についてご紹介します。

関連ワード (Linuxノウハウ、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 「Linux」を使用しているときは、いくつかのコマンドを実行するだけで、必要なすべての情報が手に入るという安心感がある。セキュリティ、ネットワーク、ディスク容量、ユーザーなど、Linuxはユーザーが知りたいあらゆる情報を提供してくれる。

 しかし、ハードウェアについては、どうだろうか。自分が使用している実際のマシンに関する情報は、どのように収集すればいいのだろうか。その方法を知っておくと、使用しているCPUや接続されているドライブ、マシンを製造した企業(さらには、バージョン番号も)を知る必要があるときに、役に立つ。幸い、それらの情報は簡単に確認することが可能だ。本記事では、そうした情報を収集したいときに役立つ5つのコマンドを紹介する。指を伸ばして、コマンドを入力する準備をしてほしい。

 マシンで実行されているカーネルのバージョンを確認する必要が生じることが、よくある。カーネルが最新のバージョンなのか確認したいこともあれば、「VirtualBox」に問題が発生していて、現在読み込まれているカーネルのバージョンを確認しなければならないこともある。これはハードウェアの問題ではないが、非常に重要な問題であることは間違いない。例えば、特定のカーネルで脆弱性が発見されたと聞いたので、自分のシステムが影響を受けるのか確認したくなったとしよう。影響を受ける場合は、もちろん、すぐにアップグレードする必要がある。

 Linuxコンピューターで実行されているカーネルのバージョンを確認するには、-rオプション(カーネルのリリース番号を表示)を付与して、unameコマンドを実行する。そのコマンドは以下の通りだ。

 以下のような出力が表示されるはずだ。

 筆者は「Pop!_OS」でカーネル6.8.0を実行している。

 マシンのCPUについて、詳しい情報を確認する必要が生じた場合は、lscpuコマンドを使用するといい。この素晴らしいツールは、アーキテクチャー、コア数、ベンダーID、モデル名、CPUファミリー、コアあたりのスレッド数、ソケットあたりのコア数、ソケット数、ステッピング、CPUの最小/最大MHz、フラグ、キャッシュ、脆弱性などの情報を一覧表示してくれる。

 CPUの詳細を確認するには、以下のコマンドを実行する。

 これで完了だ。脆弱性のセクションを必ず確認してほしい。「Spectre V1」や「Spectre V2」などの問題に緩和策が適用済みかどうかが分かるからだ。

 ドライブがマウントされている場所を確認する必要があるときは、このコマンドを使用する。単一のシステム上に複数のドライブがある場合、どのドライブがどのディレクトリーにマウントされているのかが少しわかりにくくなることもある。幸いなことに、lsblkを使用すれば、それを簡単に確認できる。このコマンドを実行すると、ディスク名(例えば、sda1)とマウントされている場所(例えば、/media/jack/music)が表示される。さらに、ディスクのサイズも確認できる(この情報は、ディスクのサイズは分かっているがディスクの名前が分からない、というときにも有益だ)。

 この情報を確認するには、以下のコマンドを実行するだけでいい。

 以下のようなコマンドを実行して、特定のドライブの情報を確認することも可能だ。

 これは、システム情報を収集する代表的なコマンドである。dmidecodeコマンドは、DMIテーブルの内容を人間が読める形式で表示するツールだ。システムを構成するさまざまなものだけでなく、サポートされている最速のCPUや最大のメモリー容量などの情報も確認できる。

 sudo dmidecodeコマンドを単独で実行してもいいが、大量の情報が表示される(おそらく、その大半は不要な情報である)。以下のコマンドを使用して、システム情報だけを表示させることも可能だ。

 上記のコマンドで得られた情報の多くが、lscpuコマンドで得られる情報と似ていることに気づくはずだ。それで問題はない。オプションを付与せずにsudo dmidecodeコマンドを実行すると、かなり詳細な情報が表示されるからだ。

 筆者は、これまでに何度かUSB関連の問題に遭遇したことがある。あるいは、マシンに接続されたUSB周辺機器が多すぎて、混乱してしまったこともある。また、接続されたデバイスの正式名称を確認する必要が生じたこともある(デバイスのメーカー/モデルがUSBシステムによって検出されたものと異なることがよくあるため)。そのような場合に、いつも利用するコマンドがある。それがlsusbだ。このコマンドを引数なしで実行すると、コンピューターに接続されているすべてのUSBデバイスが一覧表示される。このコマンドはUSB接続のトラブルシューティングを何度も助けてくれた。

 以下のコマンドを実行して、情報(ポート番号も含む)をツリー表示させることも可能だ。

 システムに関する情報を収集する必要があるときに、筆者がいつも使用する5つのコマンドの紹介は、以上である。トラブルシューティングを実行するときや、コンピューターの詳細な情報が必要なときは、まずこれらのツールを使用するといいだろう。

 それぞれのコマンドについて詳しく知りたいときは、対象のコマンドのマニュアルページ(man uname、man lscpu、man lsblk、man dmidecde、man lsusbなど)に必ず目を通してほしい。

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