佐賀県鹿島市でカモ食害対策にドローン活用–NTT西らがICTで支援、追跡も
今回は「佐賀県鹿島市でカモ食害対策にドローン活用–NTT西らがICTで支援、追跡も」についてご紹介します。
関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
NTT西日本とドローンを活用した点検診断やレポートなどを手掛けるジャパン・インフラ・ウェイマークは3月4日、「Waymark Boat(ボート型ドローン)を使用したカモ食害対策実証実験」を支援すると発表した。情報通信技術(ICT)を活用し、地域の課題解決に貢献する。
今回の実証実験は、佐賀県鹿島市と太良町で立ち上げた「鹿島・太良広域連携SDGs推進協議会」が地域循環共生圏におけるローカルSDGs推進の一環として3月から実施するもの。内閣府の広域連携SDGsモデル事業として採択されており、環境調和と地域産業の活性化の両立を目指す。
鹿島市と太良町は佐賀県の西南端に位置し、有明海のノリ養殖や、米、麦の生産が盛んな地域。しかし、近年はカモによるノリおよび麦の食害が深刻化しているという。
実証実験では、Waymark Boatが航行し、発光ダイオード(LED)ライト、ドローンのプロペラー音などでカモを追い払うほか、飛行ドローンによりカモを追跡する。
鹿島・太良広域連携SDGs推進協議会が、実証実験の計画策定、実証フィールドを提供し、ジャパン・インフラ・ウェイマークはドローン航行、実証実験を担当。NTT西日本はICTを活用した地域の課題解決支援と今回の業務を統括する。
今後は、生態系の保全と農業被害の軽減に貢献し、鹿島・太良広域連携SDGs推進協議会が目指す環境調和と農業・林業・漁業といった地域産業の活性化の両立につなげていく計画だ。