古河電工、高速道路の交通安全対策工の現状把握にRPAを活用
今回は「古河電工、高速道路の交通安全対策工の現状把握にRPAを活用」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
古河電気工業(古河電工)は、ネクスコ・エンジニアリング新潟が、道路附属物維持管理ソリューション「みちてん」シリーズのテスト導入を進めていると発表した。実際の高速道路でテスト導入をしているのは、古河電工が提供する同シリーズの「みちてんスナップ」で、独自のRPA技術を搭載している。
みちてんスナップは、道路情報に特化したRPA技術によりドライブレコーダーの映像から附属物の位置や属性を検出し、定期点検の記録様式である点検表を自動作成する。データは、「デジタル台帳」として施設の計画的な維持管理や予防保全に利用できる。
標識や照明などの道路附属物は、国土交通省が定める点検要領により、適切な管理が必要となるが、膨大な数の附属物を調査するには人手や費用が大きな負担となり、地方自治体をはじめとする多くの道路管理者の課題となっている。
このテスト導入では、ドライブレコーダーを搭載した車両を走行(磐越自動車道 新潟中央IC~津川IC間)させて動画を取得し、「みちてんスナップ」を用いた動画解析により、点在するワイヤーロープやランブルストリップスなどの位置・属性の検出に取り組み、一定の成果を上げた。
古河電工によれば、道路インフラの点検・メンテナンス業務を担う建設業界は慢性的な人手不足に陥っており、2024年4月に導入される働き方改革関連法における時間外労働の上限規制で、建設業界の猶予期間が終了することから、デジタル技術などを活用した業務効率化が不可欠となっている。その中で、自治体・道路管理者・点検業者を中心に「みちてん」シリーズの導入が加速しているという。