東京メトロがデプスカメラとAIを用いた列車混雑計測システム活用し混雑情報をリアルタイム提供
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東京メトロは3月1日、デプスカメラと人工知能(AI)を用いた列車混雑計測システムを発表しました。これは上野グリーンソリューションズと共創による取り組みです。
同システムを利用することで、リアルタイムでの列車混雑状況を改札口や東京メトロのアプリやホームページで把握できるようになります。
これまで東京メトロでは、車重や改札利用者数から時間帯ごとの混雑状況を推計して混雑状況を提供していました。しかし同社は複数路線で相互直通運転を行っているため、リアルタイムな混雑状況を提供することは難しいのが実情でした。
デプスカメラは奥行きの情報を取得する深度センサーを内蔵したカメラで、1ホームに1台設置します。駅を出発する列車内の混雑状況を撮影し、映像から取得した深度情報をエッジサーバーでテキスト化して、クラウドサーバーに送信。クラウド上では人工知能がデータを分析・解析し、発車から十数秒で列車ごとの混雑状況を算出します。
2020年11月から丸ノ内線新宿駅で実証実験を行っており、技術検証が完了したため列車混雑計測システムを東京メトロ全線の複数駅に展開することになりました。2021年度を目途に全線の列車混雑状況をリアルタイムで乗客に提供することを目指すとしています。
(Source:東京メトロ。Engadget日本版より転載)
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