デル、川崎信金のDXを支援–業務改革と脱炭素社会推進に向けた取り組みに貢献

今回は「デル、川崎信金のDXを支援–業務改革と脱炭素社会推進に向けた取り組みに貢献」についてご紹介します。

関連ワード (経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 デル・テクノロジーズは、川崎信用金庫のデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを支援し、職員のシンクライアント環境を「Dell EMC PowerEdge」ベースのハイパーコンバージドインフラ(HCI)へ一新した。またバックアップソリューション「Dell EMC PowerProtect DD」の導入もサポートした。

 今回の導入で、川崎信用金庫では職員によるログオン集中時に発生していた5〜10分の起動遅延をゼロにできた。これによる年間の業務削減時間は1万4000時間と試算される。

 また「VMware vSAN」ベースのHCI構成にすることで、ブレードサーバーに比べて迅速かつ低コストで拡張が可能になり、サーバー設置スペースを3分の1に削減して電力消費量も削減できた。これにより脱炭素社会における環境問題にも貢献できている。さらにPowerProtect DDの導入でテープ交換の手間を年間40時間削減できたという。

 川崎信用金庫では、2013年からすべての職員を対象として物理PCをシンクライアントに変え、仮想基盤を運用していた。しかし、システムの老朽化に伴って、PCログイン時の遅延が発生するようになっていた。また、データのバックアップにおいては、バックアップに不備があるとLTOテープを取り換え、一からバックアップをやり直すなどの作業が負担となっていた。

 そこで2018年3月から、具体的な導入製品の検討を開始し、検証ツールを作り込んでログオンの集中時をシミュレーションし、十分な効果が得られることを確認したうえで、2021年8月に、新たなシンクライアント環境の構築と移行を完了した。

 デル・テクノロジーズのソリューション採用の主な理由として、川崎信用金庫は、デル・テクノロジーズ製品がVMware製品との親和性が高く、十分な構築実績があった点を挙げている。

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