DiscordがClubhouseのような音声イベント用チャンネルの提供を開始

今回は「DiscordがClubhouseのような音声イベント用チャンネルの提供を開始」についてご紹介します。

関連ワード (Clubhouse、Discord、チャットツール、音声ソーシャルネットワーク等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


今や誰もがClubhouse(クラブハウス)のクローンを作ろうと躍起になっているが、Discord(ディスコード)にとってそれはまったく理に適っている。

2020年、家に閉じこもっていた人々が社会生活を再開するための安全な方法を探していたことで、Discordの人気は爆発的に高まった。同社によると、Discordの新機能であるStage Channels(ステージチャンネル)は、新型コロナウイルス感染拡大時に見られた人々の新たな行動から着想を得たという。これは指定された話し手と聞き手による構造的なボイスチャットを円滑に行うための機能だ。

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ボイスチャットは、すでにDiscordの中心的な機能となってる。数年前からこの機能は、特にゲーマーたちに、ゲーム内のチャット機能を上回るクリアでシームレスなボイスチャットサービスとして支持されてきた。しかし、根本的にはDiscordが多くの点で先んじていたとしても、現在のClubhouseからインスパイアされたボイスイベントの時流を否定することはできない。

画像クレジット:Discord

Discordによると、この新しいタイプのチャンネルは、音声ベースのAMA(Ask Me Anything、質問会)やインタビュー、ブッククラブ、さらにはカラオケのようなものをDiscordで行う際に役立つという。ステージチャンネルは、Discord上ですでに行われている活動を取り込むことができ、サーバーの運営者は、細かいユーザー権限の設定をする必要がなく、形式化された会話を簡単にホストすることができる。各チャンネルには、内容を示すラベルが付けられる。

この新しいチャンネルタイプは、これまで培われたDiscordの雰囲気に適していると言えるだろう。Discordユーザーであれば誰でも企画することができ、モデレーターツールを使って誰がいつマイクを握るかをコントロールできる。参加者はClubhouse(またはZoom)のように、手を挙げて発言する。また、静かに退出することもできる。

画像クレジット:Discord

ステージチャンネルは、Discord上の大きなグループを対象としたコミュニティサーバーに特化したものになる。新しいチャンネルを有効にするには、サーバーのオーナーがチャンネルをコミュニティサーバーに変更しておく必要がある。

そんな新しいステージチャンネルをどうやって発見するかについてだが、DiscordはDiscordなので、Clubhouseのようなアプリを開いた人にユーザーが作成したライブイベントを前面に押し出して提供する機能はない。Discordのコミュニティサーバーは、サーバー発見メニューに掲載されるように申請することもできるものの、このアプリは依然として、プライベートで親密なグループや、すでに参加している大きな関心事ベースのコミュニティに焦点を当てたものになってる。

Discordは、その健全なユーザー基盤と、カジュアルでシームレスなボイスチャットのためのアプリとして、これまで培われた有用性を考えると、ボイスベースのイベントというまったく異なる市場を獲得するのに適した位置にあると言えるだろう。Discordの主力はゲームコミュニティであり、一般的に若い世代が多い。Clubhouse初期の喧騒に押し寄せた起業家、VC、ブランドとは対照的だ。

DiscordはゲームのDNAを持っているが、それだけに留まらない。近年、Discordはゲームのルーツを裏切ることなく、それを超えて成長を続けており、今では大学の勉強会からインフルエンサーのファンハブまで、あらゆる方面にシームレスなチャット体験を拡大している。Discordは2020年、6カ月で評価額を倍増させた。それからわずか3カ月後には、Microsoft(マイクロソフト)が100億ドル(約1兆1100億円)規模の買収に向けて同社と交渉中と報じられている。

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画像クレジット:Discord/TechCrunch


【原文】

Everyone is scrambling to build a Clubhouse clone right now, but for Discord it makes perfect sense.

With everyone stuck at home searching for safe ways to rekindle their social lives over the last year, Discord’s appeal exploded. The company cites new behavior it observed during the pandemic as the inspiration for Stage Channels, a new feature that will facilitate more structured voice chats with designated speakers and listeners.

Voice chat is already Discord’s core feature. It’s been that way for years, offering gamers a crystal clear, seamless voice chat service that blew the functionality of in-game chat services out of the water. But there’s no denying the Clubhouse-inspired voice event zeitgeist at the moment, even if ultimately Discord was there first in many ways.

Image Credits: Discord

Discord says the new kind of channel will be useful for stuff like voice-based AMAs and interviews, book clubs and even karaoke. The new channels will capture activity that’s already happening on Discord, making it way easier for anyone who runs a server to host formalized conversations without needing to mess around with a bunch of granular user permissions stuff.

The new channel type fits right in with Discord’s existing vibe. Stage Channels do what’s on the label, allowing anyone who runs a Discord to curate a speaker experience and use moderator tools to control who gets the mic and when. Much like Clubhouse (or Zoom), participants can raise their hand to speak. They can also slink out quietly.

Image Credits: Discord

Stage Channels will be specific to community servers, which are geared around larger groups on Discord. To enable the new kind of channel, server owners will need to convert a channel to a community server if it isn’t one already.

Because Discord is Discord, discovery for voice-based events won’t work like it does on Clubhouse, which serves up user-created live events front and center to anyone who opens the app. Community servers on Discord can apply to be featured in the server discovery menu, but the app’s focus remains on private, intimate groups and larger interest-based communities that you’re already a part of.

Given its healthy user base and existing utility as the go-to app for casual, seamless voice chat, Discord is well positioned to capture a completely different market for voice-based events. The app is a mainstay of the gaming community and generally skews young, putting it in contrast with the entrepreneurs, VCs and brands that flocked to Clubhouse’s early buzz.

Discord’s gaming DNA isn’t holding it back. In recent years, Discord has grown beyond its gaming roots without betraying them, expanding into a seamless chat experience for everything from college study groups to influencer fan hubs. Last year, Discord doubled its valuation within six months. Just a quarter later, Microsoft is reportedly in talks with the company on a $10 billion deal.

(文:Taylor Hatmaker、翻訳:Hirokazu Kusakabe)

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