「車内映像」から考えたリアルの条件 (1/2 ページ)
今回は「「車内映像」から考えたリアルの条件 (1/2 ページ)」についてご紹介します。
関連ワード (意外、自動車、車載映像等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、It Media News様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
先日、SNSの上で「」というWebサービスが話題になっていた。これは簡単にいえば、自動車で走行中にアクションカメラなどで撮影されたオンボード映像に、その土地のネットラジオ配信を組み合わせたもの。結果として、「その土地を自動車で移動している」ような、非常にリアルな感覚を得られる。
映像表現には「リアル」という言葉がつきものだ。だが、リアルとはどんな意味を持っているのだろうか? 最近の取材で、そうしたことを深く考える機会が増えている。今回は、いくつかの題材を通して、「リアル」の持つ意味について考えてみたい。
この記事について
この記事は、毎週月曜日に配信されているメールマガジン『小寺・西田の「マンデーランチビュッフェ」』から、一部を転載したものです。今回の記事は2021年4月19日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額660円・税込)の申し込みは』(月額980円・税込)もスタート。
「Drive & Listen」の面白さとはなにか
「Drive & Listen」は非常に優れたサービスだ。ポイントは、オンボード映像もネットラジオもありふれたものであるのに、それをうまくUIで組み合わせると、ちょっと奇妙なほどのリアリティーを感じる、という点にある。
解像度の高いアクションカメラが増えた結果、YouTubeなどには、自動車のオンボード映像が増えている。それらを見れば、確かに旅情はかき立てられる。だが、「Drive & Listen」ほど感覚は得られない。シンプルな操作で、映像とネットラジオを組み合わせた発想がリアリティーを産んでいるのだろう。コロナ禍で海外旅行や海外出張が難しくなって久しいが、「Drive & Listen」を使うと、その感覚をすぐに得られる。
筆者が個人的によく知るサンフランシスコやシアトルの風景を流すと、「ああ、ここは……」とすぐに場所が思い当たり、ちょっと懐かしい気分にもなる。……知らないローマやチューリッヒ、イスタンブールにハワイなどを流すと、「こんな風景なのか」と楽しくなってくる。ぜひ皆さんも試してみていただきたい。
一方、ここで面白いのが、「画面サイズによって感じられるリアリティーが異なる」ということだ。大きければリアルで、小さければそうではないと思いがちだが、実際にはそうではない。テレビで流してみたが、個人的にはどうにもイマイチだと思った。ちょうどいいのは、ノートPCなどの「13から15インチのディスプレイに映して、キーボードに手が届くくらいの場所に置いておく」ことのように思えた。
さらにいえば、表示される風景は必ずしも常に「美しい」わけではない。ぶっちゃけ撮りっぱなしの映像なので、フォトジェニックではない。テレビのデモなどでは、プロがハイクオリティーなカメラで撮影した街の映像を見ることが多いのだが、それらに比べると、「Drive & Listen」の映像は雑多で画質も低い。
なのに、心を揺さぶるリアリティーがあるのは、「Drive & Listen」の映像の方なのだ。
これは筆者の個人的な感想かと思ったら、どうやらそうでもないらしい。なぜそう感じるのだろう? そこには「リアル」をつかさどるなにかがあるようだ。
車載映像を「リアル」と感じるには条件がある
ずっと眺めていて、分かってきたことがある。
それは、「自動車のフロントガラスからなんとなく見える風景」の大きさと、「Drive & Listen」を十数インチのディスプレイ+30〜50cmの距離で見る風景の感覚が近いのではないか、ということだ。特に、「タクシーの後部座席から見える風景」に近い。
人間の視界は広いが、車に乗っていると、ダッシュボードなどで視界は遮(さえぎ)られる。外が見える範囲は意外と小さいものだ。後部座席からならなおさらだ。
そこに、あまり聞き慣れない土地の音楽がなんとなくかかっている……という組み合わせが、奇妙かつちょうどいいバランスでリアルさを生み出しているのではないか。
さらに重要なのは、そこで「映像そのものの解像度は十分である」ことなのだろう。
「Drive & Listen」の映像はどれも高解像度だが、中には画質がいまいちなものもある。インド・ムンバイのものがそれに当たるが、少々解像度が低くビットレートが落ちているだけで、いきなりリアリティーが下がる。それ以外の土地でも、圧縮の関係で空の解像感が下がると、いきなりリアリティーが落ちると感じられるものだ。
ダッシュボードに置かれたカメラで撮影すると、フロンドガラスの内側の反射などが映り込むことがある。映像的に見ればマイナスなはずなのだが、それがあって、そういう不自然な部分にも解像感があることが、奇妙なリアリティーを生み出している。
これらのことは、多くが「狙って生まれたこと」ではないだろう。現状の撮影制約が生んだ偶然の組み合わせともいえる。一方で、われわれの日常は完璧な美しさの中で生活しているわけではない。そうした部分が要素として加わることで、われわれは脳内で「リアル」を増幅して感じるのではないか……。
そんなふうに思うのだ。
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