NEC、マルチクラウド環境のデータ配置を最適化するサービスを提供
今回は「NEC、マルチクラウド環境のデータ配置を最適化するサービスを提供」についてご紹介します。
関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
NECは6月12日、パブリッククラウドと連携してデータ配置の最適化を実現するクラウドサービス「NEC Cloud Storage」の提供を開始した。
同サービスは、NECクラウドHubデータセンターである「NEC印西データセンター」を拠点とし、ストレージを主軸とするクラウドサービス。主要なパブリッククラウドとの接続性の良さによりマルチクラウド環境の活用を容易にすることで、業務要件に合った多様なデータ配置を実現するという。
同社は、同サービスの特徴として3点挙げた。1つ目は主要なパブリッククラウドと容易に接続でき、データレイクやバックアップデータの保存など、さまざまな用途で利用できる点だという。加えて、NEC印西データセンターからさまざまなネットワーク接続をワンストップで提供する「NEC DXネットワークサービス」との連携により、パブリッククラウドに低遅延で接続できる。
2つ目は、クラウドストレージからデータを取り出す際のアウトバウンドに追加費用がかからないため、総所有コスト(TCO)の削減だけでなく、データのサイロ化やクラウドサービスへのロックインの懸念を回避できるとしている。また、使用分のリソース量を事前申請するため、想定外の費用が発生することなく、計画的な予算管理ができる。
3つ目は、同サービスは日本国内の利用者に提供するため、保管されたデータを国内で管理する点だ。これにより、CLOUD法(Clarifying Lawful Overseas Use of Data Act)など、外国の法令によるデータ開示要求の影響を受けにくいデータの保管ができるとしている。
同社は、マルチクラウド環境下で利便性の高いデータ保全環境を提供し、データの最適配置の実現を目指している。今後もデータ保全や利便性の強化を継続的に行い、顧客の事業に貢献する構えだ。