Electrify Americaが電気自動車の市場投入増加に合わせ北米で充電ステーション倍増へ

今回は「Electrify Americaが電気自動車の市場投入増加に合わせ北米で充電ステーション倍増へ」についてご紹介します。

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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


Volkswagen(フォルクスワーゲン、VW)が、ディーゼル車の排ガス不正問題に関する米国の規制当局との和解の一環として設立したElectrify America(エレクトリファイ・アメリカ、EA)は、2025年末までに米国とカナダにおける電気自動車用急速充電ステーションの数を倍増すると発表した。

この取り組みが成功すれば、それまでに1800カ所の急速充電ステーション(充電器にして1万台)が設置・運用されることになる。その大部分(約1700ステーション)は米国に設置され、残りはカナダに設置される予定だ。これは、2021年末までに米国内に約800カ所の充電ステーションと約3500台の充電器を設置するというEAの計画に基づいている。7月13日現在、Electrify Americaは米国内に635カ所の充電ステーションを設置している。

この計画は、親会社であるVWグループが米国時間7月12日に発表した、北米、アジア、欧州における公共の充電インフラを増やすことの一環だ。この拡大で、150キロワットと350キロワットの充電器、つまり急速充電器の数を増やすことを目指す。VWとEAは、この新計画達成に向けどれだけ資金を費やすのかを明らかにしていない。しかし、EAの広報担当者は、20億ドル(約2200億円)を上回る金額を投じると認めた。これは以前同社が、2017年に始まる10年間のクリーンエネルギーインフラへの投資として約束した金額だ。

Electrify Americaの社長兼CEOであるGiovanni Palazzo(ジョバンニ・パラッツォ)氏の声明によると、北米での充電インフラを2倍にするという決定は、ほぼすべての自動車メーカーが電気自動車に関して見込む急速な成長が背景にある。

EV市場は、かつてはテスラや日産リーフ、GMのシボレー・ボルトEVなどが主役だった。現在、道路を走っている自動車の大半はガスやディーゼルエンジンを搭載しているが、フォード・マスタング・マッハE、ポルシェ・タイカンとクロスツーリスモシリーズ、ヒュンダイ・コナ・エレクトリック、ジャガー・Iペース、リヴィアンのR1TピックアップトラックとR1S SUV、VW ID. 4など、市場に登場した、あるいは登場しようとしている他のEVモデルが増えている。

Electrify Americaの当初の計画では、10年間で20億ドル以上(約2200億円)をクリーンエネルギーのインフラや教育に投資することになっていた。そのうち約8億ドル(約880億円)は、北米最大のEV市場であるカリフォルニア州に割り当てられた。今回の投資は、カリフォルニア州をはじめとする米国のEV地域での充電器増設に加え、ハワイ、ノースダコタ、サウスダコタ、ウェストバージニア、ワイオミング、バーモントなど新たな州への進出にも使われる。

また、中西部の高速道路にも充電器を設置し、国をまたいだ移動を促進する取り組みも行っている。子会社のElectrify Canadaは、サスカチュワン、マニトバ、ニューブランズウィック、ノバスコシア、プリンスエドワード島を含む9つの州にネットワークを拡大する。また、Electrify Canadaは、すでに進出しているブリティッシュ・コロンビア、アルバータ、オンタリオ、ケベックにもステーションを増やしていく。

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画像クレジット:Electrify America


【原文】

Electrify America, the entity set up by Volkswagen as part of its settlement with U.S. regulators over its diesel emissions cheating scandal, said it will double the number of its electric vehicle fast charging stations in the United States and Canada by the end of 2025.

The commitment, if successful, means 1,800 fast charging stations — or 10,000 individual chargers — will be installed and operational by that time. The vast majority (some 1,700 stations) will be installed in the United States, with the remainder in Canada. This will build off of EA’s plans to have about 800 charging stations and about 3,500 individual chargers in the U.S. by the end of 2021. As of today, Electrify America has installed 635 charging stations in the United States.

The plan is part of parent company VW Group’s announcement Monday to increase public charging infrastructure in North America, Asia and Europe. The expansion aims to increase the number of 150 and 350 kilowatt chargers, or fast chargers. VW nor EA disclosed how much money would be spent to meet this new plan. However, an EA spokesperson did confirm that the company would be spending more than the $2 billion it previously committed to invest into clean energy infrastructure over a 10-year period that kicked off in 2017.

The decision to double its charging infrastructure in North America was prompted by the rapid growth expected of electric vehicles by virtually all the auto manufacturers, according to a statement by Electrify America president and CEO Giovanni Palazzo.

The EV market was once the primary domain of Tesla, the Nissan Leaf and GM’s Chevrolet Bolt EV. And while the majority of vehicles on the road today are gas- and diesel-powered, an increasing number of other EV models have, or are about to, come to market, including the Ford Mustang Mach-E, Porsche Taycan and the Cross Turismo variant, Hyundai Kona Electric, Jaguar I-Pace, Rivian R1T pickup truck and R1S SUV and the VW ID. 4.

Electrify America’s initial plan was to invest more than $2 billion into clean energy infrastructure and education over a 10-year period. Of that funding, some $800 million was earmarked for California, the largest EV market in North America. This latest boost will be used to increase chargers in established EV regions in the U.S., such as California, as well as push into new states, including Hawaii, North Dakota, South Dakota, West Virginia, Wyoming and Vermont.

The company is also adding chargers to a stretch of highway in the upper Midwest, following similar efforts to promote cross-country travel. The subsidiary Electrify Canada will expand its network to nine provinces, including Saskatchewan, Manitoba, New Brunswick, Nova Scotia and Prince Edward Island. Electrify Canada will also add more stations to British Columbia, Alberta, Ontario and Quebec, the four provinces where it already has a presence.

(文:Kirsten Korosec、翻訳:Nariko Mizoguchi)

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