透明性を高めたサービスで安全なデジタル社会に貢献–カスペルスキー・藤岡社長
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2022年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。
カスペルスキー 代表取締役社長 藤岡健氏
世界中で多くの企業や組織がランサムウェアの被害に遭ったことが報じられました。データを暗号化し身代金を要求する手口以外にも、窃取したデータを公開すると脅す「二重脅迫」の手口も使われました。高度なサイバー攻撃では、ファイルレス型マルウェアの使用や攻撃痕跡の消去の徹底、解析妨害技術の強化など、ますます発見することが困難になってきています。リモートワーク対策の不十分な点を突く攻撃も後を絶ちません。また、終息したかに思われた脅威が復活したり、実効性が証明された攻撃手法が模倣されて繰り返し現れています。ある脅威が活動を停止したとしても、ガードを緩めることなく、常にサイバー攻撃を受ける可能性があるとの認識を持っていただくことが重要です。さらに、サイバーセキュリティ対策をコストと見なさず投資と捉え、ITリスクに対応したBCPとして検討いただきたいと思います。
カスペルスキーは、お客さまにいっそう安心して製品をご利用いただくために、グローバルの取り組みとして、2017年から「Global Transparency Initiative(透明性への取り組み)」を推進しています。昨年末には、北米・カナダに5カ所目となるトランスペアレンシーセンターを開設し、当社製品のソースコードレビューやエンジニアリングとデータ処理の手法について情報を得ていただくことができるようになりました。日本でも同様の取り組みを推進してまいります。
ミッションである「Building a safer world」の下、情報セキュリティコミュニティーや法執行機関と連携してサイバー犯罪の撲滅に取り組み、皆さまが安心・安全にインターネットを利用していただけるよう、社員一同尽力してまいります。