山口FG、住宅ローン審査にAI活用–与信コストの削減や審査時間の短縮など
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山口フィナンシャルグループ(山口FG)の山口銀行、もみじ銀行、北九州銀行は、住宅ローンの審査業務に人工知能(AI)を導入する。Dayta Consultingが提供するAI審査サービスを活用し、住宅ローン審査の属人化解消を目指す。
AI審査サービスは、複数行のデータを用いた集団参加型のAI審査モデルを活用し、推計したデフォルト確率(債務不履行に陥ってしまう確率)を提供するサービス。債務不履行となるデータの特徴を高精度に捉えられるほか、年に1回の頻度で最新データを再学習してAI審査モデルを更新するため、最新の傾向を反映することができる。
Dayta Consultingは、住信SBIネット銀行と日立製作所が2019年に共同出資して設立した企業。地域金融機関をはじめとした金融機関に対し、日立のAI技術「Hitachi AI Technology/Prediction of Rare Case」と、住信SBIネット銀行のデータハンドリング技術/ノウハウを組み合わせ、住宅ローンと法人向け融資サービスを対象としたAI審査サービスを開発・提供している。
山口FGでは、住宅ローンにおける審査の属人化の解消に加えて、デフォルト確率の精緻な予測による信用コストの適切なコントロール、年1回のAI審査モデル更新による最新傾向の反映・モデルの陳腐化防止によって、与信コストの削減や審査時間の短縮など業務改善に効果を期待している。