米司法省、仮想通貨犯罪対策チームの初代ディレクターを任命
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米司法省は、National Cryptocurrency Enforcement Team(NCET:国家仮想通貨執行チーム)の初代責任者に、豊富な実績を持つ検察官Eun Young Choi氏を任命したと発表した。
Choi氏は、ニューヨーク州南部地区連邦地検で連邦検事補およびサイバー犯罪コーディネーターを務めた後、Lisa Monaco司法副長官の上級顧問に就いていた。JPMorgan Chaseを狙ったハッキングなど多くのサイバー犯罪の捜査を率いたほか、無認可ビットコイン取引所「Coin.mx」関係者の取り締まりを行った実績を持つ。
また、違法薬物のオンライン市場「Silk Road」を開設したRoss Ulbricht被告の控訴審のほか、「パナマ文書」に関連して起こされた米国で唯一の訴追にも関わった。同氏はハーバード大学出身だ。米国時間2月17日にNCETの初代ディレクターに就任した。
Choi氏は、「同省は、立ち上げ当初からデジタル通貨に関わる犯罪の捜査と訴追の最前線となっている。NCETはデジタル資産をめぐるテクノロジーが成長、進化する中、あらゆる種類の犯罪者による違法な悪用を取り締まる取り組みを加速させ、拡大する上で極めて重要な役割を果たすようになる」とコメントしている。
NCETは、「仮想通貨(暗号資産)やデジタル資産の犯罪利用」を取り締まる目的で、2021年に設置された。特に仮想通貨取引所、ミキシングおよびタンブリングサービス、マネーロンダリングのインフラ主体による犯罪を捜査して起訴するという。