栃木銀行、「マネーフォワードFintechプラットフォーム」4サービスを導入へ–DXを推進
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マネーフォワードは3月29日、栃木銀行に「マネーフォワードFintechプラットフォーム」の4サービスを提供するとともに、同行のICTコンサルティングも支援していくと発表した。2022年10月に導入を開始する。マネーフォワードは、栃木銀行のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援するのに加えて、地域中小企業のDX支援で同行と連携するという。
栃木銀行は、これまでの対面の顧客接点をデジタル化することで自行のDXを推進する。また、顧客とのつながりをより一層深めながらDXを支援していくため、同様の思想で設計されたマネーフォワードのサービスの導入を決定したという。
栃木銀行が導入するのは、マネーフォワードFintechプラットフォームの「Business Financial Management(BFM)」「DXF」「インボイスポータル」「XIM-BI」の4サービス。第二地方銀行でのBFMの導入は、栃木銀行が初めてとなるという。
BFMは、金融機関の法人顧客向けに提供する資金管理サービス。法人顧客は、銀行口座の残高や入出金明細を管理画面上で管理できるほか、日々管理している複数の金融機関の口座情報の取得が可能になる。そのため、記帳をする手間なく最新の情報を得ることができる。金融機関は、法人顧客の資金繰りをリアルタイムに把握できるため、融資などの経営改善に役立つサポートが可能になる。
DXFは、DXを支援するためのポータルサービスとして、金融機関を通じて、その顧客である中小企業向けに提供される。コミュニケーションツール、ワークフロー、勤怠管理などのグループウェアをはじめとした日常業務に活用できるデジタルサービスが、簡単かつ直感的なユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンス(UI/UX)で搭載されている。IT担当者の不在などでDXが進んでいない企業でも容易かつ安価に利用でき、業務のデジタル化の第一歩を進めていくことができる。
インボイスポータルは、金融機関の法人顧客に提供される請求書管理サービス。発行・受領した紙の請求書のスキャンデータをインボイスポータル上にアップロードするだけで、請求金額や支払期限など請求書に記載されている内容が自動でデータ化されるため、手入力で転記することなく請求書を簡単にデータ化でき、一元管理を可能にする。
XIM-BIは、金融機関に提供される法人顧客の入出金情報や取引情報を分析・可視化するシステム。融資提案や販路拡大支援を通じた経営サポートを行うために企業の財務状況を簡易に把握できるようにする。
マネーフォワードは、栃木銀行がICTコンサルティング専門人員を新たに配置するに当たっても、体制を構築するための支援サービスを提供する予定である。栃木銀行が、テクノロジーを活用し、顧客である中小企業に対して会計領域を中心としたバックオフィスの効率化を推進していくことを支援する。これにより、中小企業は、経営の実態を把握した上で「正しい経営判断」「安定した資金調達」といった経営管理を最適化することができるという。