三井住友カード、過去配信メールの分析強化で開封率など2倍以上に
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三井住友カードは、過去に顧客へ配信したメールの状況を詳細に分析する環境を整備し、メールの開封率やクリック率を大幅に引き上げたという。同社に分析環境を提供しているドーモが明らかにした。
三井住友カードでは、2017年にマーケティング本部でドーモのビジネスインテリジェンスツール「Domo」を導入。自社のデータ分析サービス「Custella」と組み合わせ、ダッシュボードで分析内容を視覚的にも把握しやすいよう工夫しているという。ダッシュボードの整備に要した期間は約2カ月といい、1時間程度のトレーニングでユーザーが利用を開始した。
導入以前は、顧客などに関する各種データが個別に管理されていたが、この導入で一元化した。これにより、配信メールに対する顧客の反応を最短1営業日で把握できるようになり、顧客属性ごとのメールの反応率と、過去に配信したメールの内容やデザインの分析および比較などが実施できるようになった。
こうして配信対象やメールデザイン、件名などを導入以前よりも工夫できるようになり、結果として、メール開封率が140%、クリック率が125%にそれぞれ増え、配信メールに対する顧客の反応率を大きく向上させることができたとしている。
各種の分析や評価の作業は、導入以前には事業部や施策単位で行われていたが、導入後は情報の一元管理で組織横断的に実施できるようになり、類似施策との比較、部署を跨いだ課題や知見の発見などの効果も得られているという。