第49回:列伝9人目「内製型ひとり情シス」
今回は「第49回:列伝9人目「内製型ひとり情シス」」についてご紹介します。
関連ワード (「ひとり情シス」の本当のところ、運用管理等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ひとり情シス協会が編集した「ひとり情シス列伝」の第九章は、プログラミングが得意で内製開発までしてしまう二宮友和さんです。
現在は全方位のスキルを持っている二宮さんですが、ここに来るまでは紆余曲折や失敗がありました。IT販売を行うブラック企業の営業職からスタートし、3歩進んで2歩下がるようなキャリアを歩んできました。なかなか希望する職に就くことも、思うような成績を上げることもできず、先が見えない絶望的な状況の時もあったそうです。
ジェットコースターのような人生を、持ち前の明るさと、ある意味“鈍感力”と呼べる精神で過ごしてきた二宮さんは、列伝で6つの提言をされています。ここではその中の2つを紹介します。
カスタマーサポート時代に情シスの方が一所懸命に内製している姿を見てきましたが、最後のところでなかなか完成しない場面や全く前進しない局面が目立ち、内製化してもちゃんと動いているシステムは少なかったです。いくら自社システムの開発とはいえ、やはりビジネスとしての経験がないと、業務で使える品質のものを完成させるのは難しいと思います。
また、ひとり情シスが目に見えにくいインフラ部分をいくら整備しても、周囲からの直接の評価には結びつきません。ユーザーから「こういうことできないかな?」と相談されたとき、プロトタイプをすぐ作って「こんなイメージでしょうか?」と提示すれば、ユーザーはとても喜んでくれます。そして、そのユーザーとの関係は劇的に良くなります。改善提案に来る人は一言ある場合が多いですから、その人を味方にすることで社内での運営が大きく改善されます。
20年近い社会人経験の全てをIT業界で過ごしてきました。希望通りのキャリアに進めず、トラブルも幾度となく引き起こしてきましたし、今でも未知の状況が押し寄せてきて難しい問題にも直面します。今でも神経を使う作業には、初心に戻って以下の注意点を確認しています。
仕事の進め方には人それぞれに癖があり、繰り返すものなので、それらを少しずつ書き留めてアクションのチェックリストを整備していくがいいと思います。