長野県塩尻市、「クラウド電話+BYOD端末」の活用を実証実験
今回は「長野県塩尻市、「クラウド電話+BYOD端末」の活用を実証実験」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
長野県塩尻市とネットワンシステムズ、PHONE APPLIは、「クラウド電話システム」の実証実験を行った。BYOD(私物機器の業務利用)のスマートフォンや庁内の外部接続系ノートPCのいずれの環境下においても音声コミュニケーションが円滑に行えるか検証している。
実証結果は、クラウドを活用して、外出先や自宅からでもBYODのスマートフォンを利用することにより、庁舎内と同様の音声コミュニケーションを実現でき、品質や操作性などによる利用者への負担やセキュリティ低下の懸念がないことが確認されたとする。
実証は2022年7~8月に、塩尻市役所の職員20人を対象に行われた。実証環境にはクラウドPBXサービスでCisco Systemsの「Webex Calling」と。クラウドウェブ電話帳サービスでPHONE APPLIの「PHONE APPLI PEOPLE」が利用された。利用デバイスは、職員が保有する個人のスマートフォン(iPhoneやAndroidなど)、インターネット接続できる端末(塩尻市役所業務用PC)となっている。
実証で検証したのは、内線・外線の音声通話機能、ウェブ電話帳を活用した職員検索による発信と着信時の名前表示、外部連絡先の格納(名刺データなど)および外部からの着信時における名前表示になる。
今回の結果について塩尻市の企画政策部 デジタル戦略課は、これまで漠然としか分かっていなかったクラウドサービスの具体的な理解が進み、その有効性を感じることができたとする。さらに、その運用をしっかり定義していく必要があるということを認識することができたとしている。
同じくネットワンシステムズは、テレワークなどの働き方改革において大きな障壁となっていた有線(固定)電話からの脱却が可能であることが証明されたとする。また、この結果を自治体だけではなくあらゆる市場においても有効であり展開が可能だとしている。