「Raspberry Pi 5」向けAIキット–13TOPS「Hailo 8L」NPUを接続可能に
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「Raspberry Pi 5」がますます強力になっている。ベースとなるPi 5がパワフルな機能を搭載する印象的なハードウェアであるだけでなく、「Raspberry Pi M.2 HAT+」といった素晴らしいアドオンも登場している。Raspberry Piは米国時間6月4日、Pi 5にAI機能を追加し、より多機能で刺激的にするキットを発表した。
「Raspberry Pi AI」キットは、「M.2」フォーマットのAIアクセラレーター「Hailo 8L」とM.2 HAT+を同梱し、強力ながら電源効率に優れたソリューションの制作を可能にする。Hailo-8Lニューラルプロセッシングユニット(NPU)チップは13TOPSの処理が可能で、M.2 HAT+に搭載されるM.2 2242フォームファクターモジュールに組み込まれる。
最新版「Raspberry Pi OS」を実行するRaspberry Pi 5と接続することで、同NPUは、自動的にAIコンピューティングタスクでの利用が可能になる。同AIモジュールは、Raspberry Piのカメラソフトウェアスタックに直接アクセスでき、ファーストパーティーおよびサードパーティー製カメラで動作する。
同NPUにより、Raspberry Pi 5は、物体および顔認識や人体ポーズ分析といったAI作業が可能。NPUを使うことで、Raspberry Pi 5のCPUに対する負荷が軽減され、他の作業に集中させることができため、プロジェクトをより効率的かつ強力に実行できる。
Raspberry Pi AIは、「Raspberry Pi Active Cooler」と互換性もあるため、オーバーヒートを避けつつ最高のパフォーマンスを保証する。さらに、ボードに対するダメージを防ぐ透明な保護レイヤーを購入ができるので、安心してプロジェクトに取り組むことができる。
価格はわずか70ドルで、Raspberry Pi 5に高性能AI機能を追加する方法としては手頃な値段だ。