川崎市と富士通、スマホアプリを活用し、脱炭素社会実現に向けた行動変容を促す実証を開始
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川崎市と富士通は、脱炭素社会の実現に向けてスマートフォンアプリケーションを活用し、市民や事業者の環境配慮型のライフスタイルへの行動変容を促す実証実験を開始する。実証期間は2023年3月31日まで。川崎市居住者および在勤者が対象になる。
対象者には、環境関連のキャンペーン・イベントへの参加やコンテンツ視聴などの行動に対して、協力事業者が提供する環境に配慮した商品のクーポンやサービス、アクティビティーに交換可能なポイントを付与する。これにより市民や事業者の脱炭素社会に向けた自発的な行動に、どの程度の影響を与えるかについて検証する。
実証で活用するスマートフォンアプリケーションは、富士通が独自開発したもの。実証参加者へのポイント付与と管理、ポイントをスコア化してランキング表示する機能、日々の環境行動を記録し参加者同士で共有する機能、参加者一人ひとりの属性に応じたコンテンツやキャンペーン、イベント情報を配信するレコメンド機能を備えている。
実証における役割分担として、川崎市が「脱炭素アクションみぞのくち」の推進および今回の実証実験における効果検証の結果を踏まえた施策の検討を進める。富士通は、実証実験向けのスマホアプリの開発および運用、効果検証を担う。また、協力事業者は実証参加者向けのイベント実施やアクティビティー、スマホアプリに配信するコンテンツやクーポンの提供を行う。