ISID、技術系人材サービス企業のテクノプロとDX人材の獲得・育成で協業
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電通国際情報サービス(ISID)は、電通ジャパンネットワーク(DJN)とテクノプロの間で合意されたデジタルトランスフォーメーション(DX)専門人材の獲得・育成に関する戦略的提携に基づき、テクノプロと第1弾の協業プロジェクトを開始した。
テクノプロ・グループは、日本、中国、東南アジア、インド、英国などの拠点に2022年6月末時点で2万4899人(国内2万2048人、海外2851人)の技術者・研究者を擁する技術系人材サービスグループ。国内外で常時約2300の企業、研究機関、公共団体、大学に対し、技術を軸としたサービスを提供している。
DJNは、純粋持株会社である電通グループの社内カンパニーで、国内に展開する事業会社約160社を支援している。ISIDグループは、多様な人材、多彩なテクノロジー、多種のソリューションを持つ集団として、2030年に売上高3000億円規模の企業になることを目指しており、その実現に向けた第一歩となる3カ年の中期経営計画「ISID X(Cross)Innovation 2024」では、「人的リソースの強化」を重点施策の一つに定めている。
ISIDはテクノプロとDX人材の獲得・育成に関する協業の可能性を模索してきたが、一定のトライアル期間を経て、その成果が確認できたとして、協業スキームをDJN全体にまで拡大する。DJNとテクノプロが戦略的提携に合意し、今回DJNのDX事業領域をけん引するISIDが第1弾の協業プロジェクトを開始することになった。この協業プロジェクトでは、製品企画から設計・生産準備を担うエンジニアリング領域や人事DX領域におけるコンサルタントやプロジェクトマネージャー、エンジニアなどの人材獲得と育成に取り組む。
エンジニアリング領域の対象ソリューションは、製品ライフサイクル管理(PLM)、モデルベース開発(MBD)、構想設計支援システム「iQUAVIS」、人事DX領域の対象ソリューションは、統合人材管理(HCM)「POSITIVE」。
iQUAVISは、ISIDが開発・提供するソリューション。自動車や精密機器などの複雑なシステム製品の構想設計段階において、設計のすり合わせが必要な箇所を特定し、最適な設計手順を導くことができる。自動車をはじめとする国内大手製造業約130社に採用され、特に近年はMBSE(モデルベースシステムズエンジニアリング)やQFD(品質機能展開)を支援するツールとしての活用が広がっている。
POSITIVE は、高度なグループ人材管理を可能にするISIDのソリューション。基幹人事システムの主要機能である人事/給与/就業管理やワークフローに加え、タレントマネジメントやモバイル対応など広範な機能を網羅した大手企業向けパッケージ。同ソリューションは、人事シェアードサービスの基盤システムにも多く採用されているという。