「SQLite3 WASM/JS」パブリックベータ公開。SQLite 3.40でサポート開始、WebブラウザなどでSQLiteが実行可能に
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SQLiteの最新版となるバージョン3.40がリリースされました。本バージョンからSQLiteのソースコードがWebAssembly版の「SQLite3 WASM/JS」へのコンパイルをサポートし、配布される公式のバイナリにLinux版、Windows版、Mac OS X版、Android版などと共に「SQLite3 WASM/JS」が含まれるようになりました。
SQLiteはオープンソースの代表的なリレーショナルデータベースの1つ。軽量かつコンパクトな実装で、クライアント/サーバ形式ではなくアプリケーションに組み込んで利用できる点が最大の特徴です。
先月(2022年10月)に予告なくSQLite3 WASM/JSのページが公式Webサイトで公開され、正式なサブプロジェクトとして開発が進められていることが明らかになっていました。
ドキュメントによると、今回のSQLite 3.40のSQLite WASM/JSはパブリックベータとしてリリースされ、コミュニティーのフィードバックを待って3.41で暫定的にAPIが安定版となるとのこと。
These components were initially released for public beta with version 3.40 and will tentatively be made API-stable with the 3.41 release, pending community feedback.
これらのコンポーネントは、まずバージョン3.40でパブリックベータとしてリリースされ、コミュニティからのフィードバックを待って、3.41リリースで暫定的にAPIが安定版となる予定です。
ダウンロードページではSQLite3 WASM/JS版のコンパイル済みバイナリも公開されています。圧縮ファイルの中にはデモ用のWebページも含まれているため、Webサーバを用意して展開すれば、簡単にWebブラウザでSQLite 3 WASM/JSの実行を試せるようになっています。