北海道ジェイ・アール・システム開発、ERP導入で原価計算作業を約70時間削減
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北海道ジェイ・アール・システム開発は、クラウド型の統合基幹業務システム(ERP)「ZAC Enterprise」(ZAC)を導入した。同システムを提供するオロが11月21日に発表した。
ZACは、損益管理やプロジェクト管理、管理会計、内部統制、決算早期化を実現するシステム。JR北海道グループ内外のシステム開発や運用・保全を行う海道ジェイ・アール・システム開発では、案件別の損益管理の効率化と内部統制の強化を目的に同システムを導入したという。
同社では、システム開発の案件ごとの損益管理や原価計算が必須であったが、損益管理に必要なデータが複数のシステムやファイルに分散しており、それらをひも付ける作業に負荷を感じていた。また、給与データや会計データは「Excel」に手動で取り込み、案件管理番号をもとに手作業で原価計算をしていたため、多くの時間が費やされていたという。ほかにも、案件が進行するたびに稟議書が必要になるため、紙の資料の増加や、決裁者のハンコリレーにも時間がかかっていた。
同システム導入後は、複数のシステムやファイルに分散していたさまざまな損益データを統合。手作業で行っていた原価計算はZACが自動で行うため、作業工数を約70時間削減できたという。さらに、紙書類での申請・承認からZACの申請・承認ワークフローに置き換えたことで、ペーパーレス化とハンコレス化を実現し、迅速な稟議申請と承認作業が行えるようになった。
同社は、ZACの選定に当たり、クラウド型であることを評価。自社でサーバーを持つ必要がなく、法改正やアップデートなどの環境の変化に対応できることをメリットとして挙げた。また、同システムには多数の機能パラメーターがあり、自社の運用に合わせて機能のオン/オフができるため、カスタマイズ開発を最小限に抑えられることも決め手になったという。