ぺんてる、ノーコードでオフィスの自動監視ソリューションを開発
今回は「ぺんてる、ノーコードでオフィスの自動監視ソリューションを開発」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
文具事務用品メーカーのぺんてるは、人工知能(AI)搭載のIoT統合エッジウェア「Gravio(グラヴィオ)」をオフィスのデジタルシフト実現に向けて導入した。Gravioを提供するアステリアが11月28日に発表した。
Gravioは、ノーコードで汎用(はんよう)的なカメラや各種センサーによるデータとさまざまなシステムの連携を可能にする、AI/IoT統合型エッジコンピューティングプラットフォーム。エッジ上で多様なデータを収集、管理するとともに、データに基づいたアクションを自動で実行できる。新バージョンは、AIによる画像推論機能が強化され、プリインストールの推論モデルに加えて、顧客が作成したオリジナルの画像推論モデルもノーコードで利用可能になった。
ぺんてるは2021年に全社業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を担当する「デジタルシフト課」を新設したが、AI/IoT人材の育成や開発環境に課題を抱えていたという。そこで、Gravioを導入し、ITツールやシステム開発経験が少ない従業員や若手人材を中心としたプロジェクトを設立。AIカメラやIoTセンサーの活用で、オフィスのデジタルシフトを実現する環境構築に着手した。
このプロジェクトでは、目視による施設管理を行っていたサーバールーム内の温湿度変化のリモート監視や、AIカメラの画像認識機能を活用した重要施設の自動監視ソリューションをGravioを用いて開発。AIカメラなどの導入によるスマート化で設備管理業務の効率化や施設全体のセキュリティ性能を向上したという。さらに、会議室やトイレなどの共有スペースに人感センサーやドアセンサーを設置し、利用状況の可視化を実現した。
ぺんてるでは、IoTやAIを用いて、国内の各工場でのサーバールームのリモート監視や異常検知システムの構築を検討中だという。今後は、デジタルシフト課が推進するオフィスのスマート化に関する取り組みをほかの事業所や工場に展開し、全社のDXを図るとしている。