串カツ田中、AI活用で食材の発注量を自動算出–発注の心理的負担や食材ロスを軽減

今回は「串カツ田中、AI活用で食材の発注量を自動算出–発注の心理的負担や食材ロスを軽減」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 串カツ田中ホールディングスは、人工知能(AI)を用いて食材の発注数量を自動で算出する「HANZO 自動発注」を導入した。同社が運営する「串カツ田中」の直営店全154店舗で活用する。2022年10月から一部店舗で稼働を進め、12月に全店への導入を完了する予定。サービスを提供するGoalsが12月6日に発表した。

 食材発注は、配属店舗での経験が必要となるため、業務の属人化や適切な発注をするために時間を要しており、発注量の誤差や対応する人材に負担が発生していた。HANZO 自動発注の導入により、売上予測や発注量の算出を自動化することで、省人化とそれに伴うサービスの強化を目指す。

 HANZO 自動発注は、天候に左右される売上増減や直近の注文傾向なども加味した売上予測を店舗ごとにAIが行い、食材の発注量を算出することで、適正な発注を実現するクラウドサービス。発注時間短縮のほか、発注ミスによる食材不足や過剰在庫を防止し、発注の心理的負担や食材ロスを軽減する。

 串カツ田中 取締役 営業推進部 部長の織田辰矢氏は「これまで、日々の発注業務は社員が30分ほど時間をかけて行っていた。また経験の浅いスタッフが発注を行った場合は、それ以上の時間がかかることもある」といい、「その発注にかける時間を15分以下に短縮させることがHANZOでできるのではないかと考えた。またHANZOを使用することで、社員に限らずアルバイトスタッフでも発注することができるようになり、発注業務を覚えるまでの教育期間を減らせることも期待できる」とコメントする。

 今後は、売上予測や仕込み予測の機能追加も予定されていることから、発注だけに限らず精度の高い予測をもとに適正なシフト作成や食材ロスの軽減にもつながることを期待するとしている。

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