「Windows 11」のプレビュービルドに「メモ帳」のタブ機能が導入
今回は「「Windows 11」のプレビュービルドに「メモ帳」のタブ機能が導入」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Microsoftは米国時間1月19日、「Windows 11」の「メモ帳」で複数のタブを使用、管理できる新機能のロールアウトを「Windows Insiders」プログラムのテスターに向けて開始したと発表した。
同社によると、メモ帳のタブ機能はユーザーから最も要望の多かったものだという。同社は以前にも、ユーザーからの要望に応え、Windows 11の「エクスプローラー」にタブ機能を導入した。
メモ帳にタブ機能が導入されることで、ユーザーは単一のメモ帳ウィンドウ内でタブを用いて複数のファイルを管理/整理したり、タブをドラッグして新たなウィンドウを生成したりできるようになる。また、ファイルを新たなタブとして開くのか、もしくは新たなウィンドウとして開くのかをデフォルトで設定できる。
タブ機能を搭載したメモ帳は、Windows Insiderプログラムの「Dev」チャネルで「Notepad(バージョン11.2212.33.0)」として利用できる。
タブを管理するための新たなショートカットキーや、保存していないファイルに対するファイル名とタブ名をコンテンツに応じて自動生成する機能も追加されている。また、編集された内容が保存されていない状態を示すインジケーターも刷新されている。
Windowsの「インボックスアプリ」担当プリンシパル製品マネージャーリードDave Grochocki氏は、このプレビュー版にはいくつかの問題が含まれており、特定のキーボードショートカットに影響を与える可能性があると警告している。またMicrosoftは、タブ機能を搭載したメモ帳のパフォーマンス向上にも取り組んでいる。なお、インボックスアプリとは、「クロック」や「カレンダー」といった、Windows 11に同梱されているアプリの総称だ。
Grochocki氏は同社ブログに「今回のアップデートでは、コミュニティーから最も要望が多かった、複数タブのサポートを導入している。これにより、単一のメモ帳ウィンドウ内で、複数のファイルを作成/管理/整理できるようになる」と記している。
エクスプローラーやブラウザーなどのタブ機能搭載アプリと同様に、メモ帳のタブは、タブを追加するためのプラス(+)アイコンとともにウィンドウの上部に表示される。
また同氏は、「今回のプレビューには、ユーザー体験に影響を与える可能性のあるいくつかの問題が存在していることを認識している。まず、一部のユーザーは特定のキーボードショートカットで問題に遭遇するかもしれない。また、われわれはメモ帳が当社の求める高い性能と信頼性、互換性を満たし続けられるよう、最適化に取り組んでいるところだ」とも記している。
Microsoftはこれまで、「Windowsターミナル」や「PowerShell」といった開発者向けアプリにタブ機能を追加してきている。