「Opera」ブラウザー、「ChatGPT」による要約機能を搭載へ
今回は「「Opera」ブラウザー、「ChatGPT」による要約機能を搭載へ」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
ノルウェーのブラウザーメーカーOperaは現地時間2月10日、「ChatGPT」の機能をブラウザーに組み込む計画を明らかにした。
Operaは「Opera Crypto Browser」でWeb3のトレンドをいち早く取り入れていたが、今度はジェネレーティブ人工知能(AI)で同じことをする考えのようだ。Operaによれば、このジェネレーティブAI機能はブラウザーのサイドバーに搭載される。
新しいAI機能がブラウザーに追加されるのは、今回が初めてではない。Microsoftも「Edge」のサイドバーにAI機能を追加することを明らかにしている。例えば、サイドバーを使って財務報告書を要約し、さらにチャット機能を使って競合企業の財務情報と比較するよう指示すると、自動的に比較表が生成される。また、Edgeはコンテンツの作成も支援するという。
Operaがテストを予定している初のAI機能は「Shorten」(要約)ボタンで、閲覧中の記事の概要をすばやく生成するというものだ。ユーザーがアドレスバーにあるこのボタンをクリックすると、記事の内容を箇条書きでまとめた要約がブラウザーのサイドバーウィンドウに表示される。
Operaは「YouTube」に投稿したデモ動画で、OpenAIの「WebGPT」を使用した機能で米航空宇宙局(NASA)のハッブル宇宙望遠鏡に関する記事を要約する様子を紹介している。これはGoogleが先日、Bardの初めてのデモで失態を犯したことに対する当てこすりかもしれない。Bardはこのデモで、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による発見に関する質問に対して誤った答えを生成していた。
Operaは、AI生成による複数のコンテンツサービスをサイドバーに追加していく計画だという。