BeeX、ロッテのデータ連携基盤の構築を支援–データドリブン経営の実現に向けて

今回は「BeeX、ロッテのデータ連携基盤の構築を支援–データドリブン経営の実現に向けて」についてご紹介します。

関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 BeeXは3月15日、ロッテのデータ連携基盤構築プロジェクトの支援を行ったと発表した。BeeXは、同プロジェクトにおいて2022年5月に参画し、基本設計や開発、内部統合テストの内製開発の支援を実施。同年7月にはデータ連携基盤の構築を実現した。その後、同年9月より販売計画システムとの本稼働を開始している。

 このデータ連携基盤は、Amazon Web Services(AWS)上にあり、ロッテが基幹システムとして活用する「SAP S/4HANA」のデータを「Amazon S3」で構築したデータレイクに蓄積し、販売計画システムへデータ投入する役割を担っている。データ変換処理はデータ統合サービス「AWS Glue」とサーバーレスコンピューティングサービス「AWS Lambda」を用い、販売計画システムへのデータ投入処理は「Amazon ECS」上で稼働するコンテナから実行して実装するとともに、一連の処理を「AWS Step Functions」で各処理の制御を行う。

 ロッテは2018年に事業の全体最適に向け、「菓子・アイス製造のロッテ」「菓子販売のロッテ商事」「アイス販売のロッテアイス」3社の統合を行い、基幹システムをSAP S/4HANAに刷新している。また、その他の業務システムや仮想デスクトップ環境を順次AWSのクラウド環境へ移行するなど、DX実現に注力してきた。

 しかし今まで蓄積してきたデータをビジネスに活用し、データドリブン経営を実現するためには、各事業部門がそれぞれ導入していた分析ツールを刷新するとともに、新たに販売計画システムの導入を行う必要があるなどの課題を抱えていた。

 同社は今後、今回の構築プロジェクトで得たノウハウを生かしながら、当初の目的である全社共通のデータ分析基盤の構築を進めていく計画だ。これによりSalesforceとのデータ連携や、POSデータを活用した需要予測の分析基盤の構築について検討を進める。

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