味の素、メール署名の情報を「Sansan」に蓄積–人脈情報を有効活用

今回は「味の素、メール署名の情報を「Sansan」に蓄積–人脈情報を有効活用」についてご紹介します。

関連ワード (マーケティング等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 味の素は、営業DXサービス「Sansan」の「メール署名取り込み機能」を追加導入した。同サービスを提供するSansanが4月5日に発表した。これにより、紙の名刺に加えてメール署名をはじめとしたオンラインでの接点もSansanに蓄積できるようになった。

 Sansanは名刺やメールの署名、ウェブフォームの入力内容といった顧客との接点から得られる情報を正確にデータ化し、接点情報の一元管理を可能にする。また、100万件以上の企業情報をあらかじめ搭載し、企業の業種や従業員規模、売上高、役職者情報などの顧客に関する情報を活用できる。外部システムと連携しデータを統合させることで、ガバナンス強化やリスクマネジメントなど営業以外の目的でデータを幅広く活用することも可能だ。

 メール署名取り込み機能は、「Google Workspace」の「Gmail」や「Microsoft365 Exchange」の「Outlook」のメール情報と連携することで、ビジネス上で最もやりとりの多いメールから、独自の技術で署名情報を自動抽出し、Sansan上のデータベースに蓄積することができる。

 味の素でM&A業務を主に行うコーポレート戦略部では、外部アドバイザーやスタートアップ企業との連携、協業を視野に2021年からSansanを導入している。新機能を導入することで、オフラインとオンラインの接点から得た情報をSansan上に蓄積し組織内で共有・可視化。プロジェクトごとに最適な人材をアサインしたり、外部キーパーソンへスムーズにアプローチしたりといった人脈情報の有効活用ができるようになったという。

 同社は2014年からテレワークを推進しているが、ウェブ会議やメールなどオンラインでのやりとりが増えたことで紙の名刺の交換枚数が減少し、人脈情報が十分に蓄積できていないことが課題になっていた。

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