M2 Max「MacBook Pro」をクリエイター目線でレビュー–プロ動画編集者の心をつかんだ点
今回は「M2 Max「MacBook Pro」をクリエイター目線でレビュー–プロ動画編集者の心をつかんだ点」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Appleが自社製チップに移行してノートブックハードウェアへの取り組みを新たにして以来、筆者のように「Windows」と「Android」を使用する人間でさえ(これから「MacBook」をレビューしようという者にしては、ずいぶんな組み合わせであることは承知している)、「MacBook Pro」シリーズの優位性を全面的に認めるようになった。
そのため、16インチMacBook Proの「M2 Max」搭載モデルが、複数のブラウザータブの実行、テレビドラマ「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」のストリーミング、さらにはベンチマークのスコアがどれだけ優れているかについて、3000語のエッセイを書くつもりはない。本記事をクリックした人なら、Appleのフラグシップノートブックが上記の項目において優れた性能を発揮することはすでにご存じのはずだ。
本記事では、スポーツネットワークOvertimeのプロデューサー兼編集者であるTom Filip氏の協力を得て、AppleのMacBook Proのターゲットユーザーに当てはまる同氏とともに、専門的なコンテンツ制作におけるMacBook Proの性能を見ていく。われわれ2人が今後改善の余地があると感じた機能を含めて、同氏の体験の概要を紹介しよう。
表面的には、新しいMacBook Proのハードウェアの多くは2021年モデルから引き継がれている。たとえば、頑丈でしっかりとした作りのアルミニウム製の筐体、画面上部のノッチに配置された1080pの「FaceTime」カメラ、指の脂が付きやすいキーボードが引き続き採用されているほか、ワイドなステレオサウンドを出力するスピーカーは依然として、筆者がこれまでに使ったノートブックの中で最高の音質だ。したがって、今回も予算とサイズの好みが、14インチと16インチのどちらのMacBookにするかを決める最も重要な要因となる。
2023年モデルの変更点は、内部に関するものがほとんどだ。プロセッサーのアップグレード、接続機能、バッテリー持続時間などについて、以下で詳しく解説する。
2021年のMacBook Proで採用されたAppleの「M1 Max」チップは、10コアCPU、32コアGPU、最大64GBのユニファイドメモリーを搭載していた。Filip氏の既存の作業マシンに搭載されていたのが、まさにそのチップだ。したがって、次はAppleが、アップグレードされたM2 Maxチップ、38コアGPU、最大96GBのユニファイドメモリーによって、高性能化を実現する番だった。
「私の毎日のワークフローでは、当社のメディアチャンネル全体の動画用に約4TB相当の映像を編集する」とFilip氏。「これらSSD(同氏は積み上げられたLaCieのドライブを指さした)の2~3台分をMacBookにインポートして、多数の未加工4Kクリップを再生し、物語を伝える最高のタイムラインを作成する必要がある」。このすべてを厳しい納期で実行しているという。全編動画(約15分)1つにつき2~3日かけてつなぎ合わせる。