2023年に最も需要が高い技術職は?–CompTIAレポート
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
テクノロジー関連の雇用状況はここ数カ月で一部悪化している。とは言え、全業界で見た場合、テクノロジー関連の雇用の増加や機会の見通しは2023年もおおむね順調であり、データサイエンティストやデータアナリスト、サイバーセキュリティの専門家、UI/UXのデザイナー、ソフトウェア開発者に対する需要は特に高いという。
これは、CompTIAが最近公開した「State of the Tech Workforce」(テクノロジー関連就業人口の現状)レポートの知見だ。同レポートは、米国におけるテクノロジー関連就業人口の規模が2023年に3%成長するとしている。この伸びは過去12カ月間とほぼ同じペースになっている。
同レポートによると、米国内では920万人がテクノロジー関連のプロフェッショナル職に就いていると考えられるという。これは全就業人口の5.8%にすぎないものの、同分野が他の分野に与える影響はその割合に比して大きなものとなっている。
また、テクノロジーワーカーの年収の中央値は10万615ドル(約1350万円)で、他の全職種における中央値の2倍以上と推定されている。
今後10年間におけるテクノロジー分野の雇用は、米国全体でみた雇用成長率の2倍のペースで伸びると見込まれている。
なお、2023年に最も成長すると考えられているテクノロジー職として、以下のものが挙げられている。
同レポートで推計された900万人を超えるテクノロジーワーカーのうち、61%はソフトウェア開発やデータサイエンスなどに技術職に従事しており、39%はIT企業内でセールスやマーケティング、財務、人事、運用、マネジメントといった、テクノロジー製品・サービスの開発、納品をサポートしている。
こうしたテクノロジープロフェッショナルの多く(58%)はあらゆる業界のエンドユーザー企業に雇用されており、残る42%はテクノロジー企業に直接雇用されている。
同レポートの著者らは、技術職とサポート職を含めたテクノロジー業界内での「成長はさまざまだ」としている。2017年以降の雇用増加をけん引しているのは、ITサービスとカスタムソフトウェアサービスの分野(52%)であり、ソフトウェア製品関連は同時期に29%の雇用増を見ている。