ミツウロコグループ、基幹システムをクラウドERPで刷新–事業多角化による成長戦略を加速
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ミツウロコグループホールディングスは、成長戦略の柱となる事業の多角化を支える基幹システムとして「Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning」(Oracle Cloud ERP)と「Oracle Fusion Cloud Enterprise Performance Management」(Oracle Cloud EPM)を採用した。グループ子会社38社で稼働している。日本オラクルが4月26日に発表した。
ミツウロコグループは、エネルギーや電力、フーズ、リビング&ウェルネスなど多様な事業を展開している。既存の基幹システムは、ガスを中心としたエネルギー事業に特化したシステムで、フーズや電力をはじめとした事業・業態のニーズに柔軟に対応できておらず、カスタマイズに起因する不安定な稼働や開発・運用工数の増加などの課題が顕在化していた。また、専門性の高いパッケージであることに加え、度重なるカスタマイズの結果、運用保守を委託できるベンダーが限られるという懸念もあった。
こうした課題を解決するため、同社はOracle Cloud ERPを選択。各事業から収集した仕訳情報を「Oracle Accounting Hub」を介してOracle Cloud ERPの総勘定元帳に集約することで、販売管理方法の異なる各事業・業態の既存システムをそのまま利用しながら、会計データのみを統合し連結決算の早期化を推進している。
具体的には、グローバル共通の標準プロセスでグループ各社の業務を統合したほか、SaaSの利用によって保守運用の負荷を軽減した。また、グループ各社の各会計システムの総勘定元帳からデータをマニュアル操作で収集していた非効率な経理業務をデジタル化した。業務の属人化を解消し、生産性向上など働く環境の改善にも寄与しているという。