Blockdaemon、日本でブロックチェーンの取り組みを拡大・強化
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ブロックチェーンネットワークにアクセスするための統合インフラ基盤を提供する米Blockdaemonは5月18日、日本での取り組みを拡大・強化すると発表した。日本市場でのブロックチェーンの採用を加速させていく狙いだ。
Blockdaemonは、2017年に設立された米国企業。ブロックチェーンネットワークにアクセスするための統合インフラストラクチャーを提供する。専用ノード、API、ステーキング(仮想通貨を保有して報酬を得る仕組み)、リキッドステーキング、マルチバーティ―計算(MPC)技術など統合的なブロックチェーンツール群を中核とする。「Bitcoin」や「Ethereum」をはじめとする60以上のブロックチェーンプロトコルに対応している。
⽇本でのプレゼンス(存在感)を高めるため、直近ではAstar、Crypto Garage、BitGoとパートナーシップを結んでいる。⽇本のブロックチェーン市場は、2023~2030年に年平均42.19%で成長すると予測されており、これらの戦略的パートナーシップは、ブロックチェーンエコシステムにおける⽇本のリーダーシップを強化するために不可⽋だとしている。
Blockdaemonによると、同社はアジア太平洋地域全体で⼤規模なブロックチェーンの開発と採⽤の促進に取り組んでいる。ブロックチェーンやメタバース、非代替性トークン(NFT)といったテクノロジーで構成される「Web3」においても、⽇本の重要な役割を認識しており、「GameFi」など⽇本独⾃のブロックチェーン資産に焦点を当てた製品の開発を⽬指していくと表明した。
日本では、既にFintertech、GMOコイン、SBI VCトレードなどの企業が同社の製品を採用しているという。GMOコインにはEthereum、「Polkadot」「Cosmos」などを含む複数のプロトコルを提供しており、FintertechとSBI VCトレードにはEthereumプロトコルを使⽤した安全でスケーラブルなステーキングソリューションを提供しているとしている。
⽇本を含むアジア太平洋地域での今後の⽬標は、継続的な顧客サポートと顧客基盤の拡⼤、パートナーシップの深化と構築、⼈材の雇⽤と成⻑で、特にデジタル資産分野における目立ったプロジェクトの実現を掲げている。