AbemaTVがサッカー配信で活用したAPIトラフィックの制御
今回は「AbemaTVがサッカー配信で活用したAPIトラフィックの制御」についてご紹介します。
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アカマイ・テクノロジーズは、AbemaTVが同社運営の「ABEMA」にて実施した国際的なサッカー大会のライブ配信で「Akamai API Gateway」を活用し、ライブ配信でのアクセス集中を制御したと発表した。
アカマイによると、サッカー大会期間中は、アプリダウンロードが約700万件増加し、1週間の視聴者数(WAU:週間アクティブユーザー)が過去最高の3409万ユーザーに達した。
AbemaTVは、Akamai API Gatewayの「API Throttling」機能で、サーバーへの秒間接続数を制御した。同機能は、APIリクエストを制限してスループットを向上させる。これにより事前にテストした負荷を超過しない状態で、イベント開催中もサーバー側の正常稼働を保ち、予想外の対処やコストの発生を回避できたという。
Akamai API GatewayについてAbemaTVは、秒単位で非常に精度の高いAPIリクエストレートの総量制御が可能なこと、エッジ処理でサーバーに負荷をかけない構成であることを評価、採用した。また、Akamaiの技術コンサルタントエンジニアのきめ細かく迅速なサポートも採用の大きなポイントになったという。
Akamai API Gatewayは、Akamaiのエッジにリクエストを分散しながらも、エッジからサーバーが受け取る総量をベースに秒間リクエスト数を設定できる。さらに、詳細な検証の結果、そのレート制御の精度が検討していたほかのソリューションと比較して抜きん出ていたという。この結果からAbemaTVは、膨大な量の視聴者の流入があっても設定どおりの流量内に制限できると判断した。