アリババ、経営体制を刷新へ–現CEOはクラウド事業に専念
今回は「アリババ、経営体制を刷新へ–現CEOはクラウド事業に専念」についてご紹介します。
関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
阿里巴巴集団(アリババグループ)は、経営体制を刷新する。現在最高経営責任者(CEO)兼会長を務めるDaniel Zhang氏はそれらの職を退任し、同社のクラウド事業に専念する予定だ。
中国ハイテク大手のアリババは、現地時間6月20日に行われた今回の発表のわずか数カ月前の3月に、組織構造の大規模刷新を発表していた。この組織再編によって同社の事業は、Cloud Intelligence GroupやTaobao Tmall Business Groupを含む、6つに分割され、それぞれの部門にCEOと取締役会が置かれた。Zhang氏は、グループ全体のCEO兼会長に加えて、クラウド事業のCEO兼会長に就任していた。
アリババは5月、クラウド部門を1年以内に分離して、独立した株式公開会社として運営すると発表した。
現在進行中のこの計画は、クラウド事業に専念するZhang氏が担当する。Joseph C. Tsai氏が会長職を引き継ぎ、Eddie Yongming Wu氏がCEOに就任するとともに取締役会を管理する。Tsai氏は現在、同社の副会長を務めており、Wu氏は、アリババのEコマース事業TaobaoおよびTmallの会長を務めている。
今後数カ月かけて引き継ぎが行われ、新体制は2023年9月10日に発足する。Wu氏は、TaobaoおよびTmallの現職も継続する予定だ。
アリババによると、新CEOに就任するWu氏は、2004年12月からAlipayの最高技術責任者(CTO)を務めており、Taobaoモバイルアプリなどアリババの技術プラットフォームの設計において極めて大きな役割を果たしたという。同氏は、1999年の同社創設時は技術ディレクターを務めていた。