住信SBIネット銀行、AWSの国内マルチリージョンによる冗長化構成を実施

今回は「住信SBIネット銀行、AWSの国内マルチリージョンによる冗長化構成を実施」についてご紹介します。

関連ワード (クラウド等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 住信SBIネット銀行は8月29日、Amazon Web Services(AWS)の東京および大阪の両リージョンを用いたインターネットバンキングシステムの冗長化構成を実施したと発表した。このケースは国内では初だという。

 今回の施策では、バックアップデータの目標復旧時点(RPO)を0秒として実現したという。AWS東京リージョンをメインサイトとして、同リージョンで提供するサービスに障害や停止が検知されると、大阪リージョンのシステムが稼働してインターネットバンキングサービスの提供が継続される。この仕組みは、「Amazon EventBridge」や「AWS Lambda」を用いて自動化され、確実かつ迅速に切り替わるとのこと。データベースは「Amazon Aurora Global Database」により、データの完全性を確保しているとする。

 同行 常務執行役員の木村紀義氏は、報道発表で「クラウド技術において圧倒的な先進性を有するAWSを活用し、最先端のアーキテクチャーを活用したマルチリージョン化によるバックアップ機能強化により、さらなる業務継続性および安全性の確保を実現する。今後もテクノロジーと公正の精神で豊かさが循環する社会の実現を目指していく」とコメントした。

 また、アマゾン ウェブ サービス ジャパン 執行役員 エンタープライズ事業統括本部 金融事業 ストラテジックアカウント 西日本事業本部統括本部長の鶴田規久氏は、「住信SBIネット銀行のインターネットバンキングの可用性向上に向けた取り組みを歓迎する。金融機関のお客さまが多様化する顧客のニーズを理解し、より高いレベルのサービス提供を通じてビジネスの変革を推進する支援を行っており、住信SBIネット銀行はこれまでもAWSを活用してインターネットバンキングをはじめさまざまなサービスを開発し、顧客に提供してきたが、今後さらに最新のクラウドテクノロジーやクラウドネイティブなサービスの活用を進め、安定した顧客サービスの向上を実現されることを期待している」と述べている。

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