舞鶴市、ローカルブレイクアウトを実現するための統合型セキュリティ基盤を導入

今回は「舞鶴市、ローカルブレイクアウトを実現するための統合型セキュリティ基盤を導入」についてご紹介します。

関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 A10ネットワークスは、京都府舞鶴市が同社の統合型セキュリティプラットフォーム「A10 Thunder CFW」を導入したと発表した。

 A10 Thunder CFWは、SaaSアプリケーションのトラフィックなど特定通信のみをインターネットへ直接アクセス可能とするローカルブレイクアウトを実現するソリューション。セキュアウェブゲートウェイだけでなく、ファイアウォール、IPsec VPN、ロードバランサーなどを1ボックス・1ライセンスで提供し、設備と運用の双方でコスト削減できる。

 舞鶴市は、今回の導入によりクラウドサービスやコミュニケーションツール、クラウドストレージなどを安全に利用できる環境を整備した。また、従来の仮想デスクトップ基盤による仮想閲覧環境から脱却し、業務の効率化への貢献も期待する。

 同市では、「地方公共団体における情報セキュリティポリシーに関するガイドライン」(総務省)における三層分離の「αモデル」を堅持しながら、官民一体となった取り組みを円滑に行うための外部連携しやすいネットワーク環境を構築し、柔軟なクラウド利用の実現方法を模索していた。

 そこで「LGWAN」(総合行政ネットワーク)接続系の端末からでもクラウドサービスにセキュアかつ柔軟にアクセスが可能なローカルブレイクアウト環境の実現を目標とし、(1)職員約1000人が利用しても十分なパフォーマンスが得られること、(2)特定のクラウドサービスを安全にブレイクアウトできること、(3)ホスト名での通信振分けが可能なこと――を要件としてソリューションを選定し、A10 Thunder CFWを採用した。

 同市は今後、三層分離のβモデルに移行することも想定しており、A10 Thunder CFWの幅広い機能を利用して、負荷分散のためのロードバランサーの活用にも取り組んでいく予定だ。

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