「ChatGPT」を授業で活用するには–OpenAIが教員向けに4つの方法を紹介
今回は「「ChatGPT」を授業で活用するには–OpenAIが教員向けに4つの方法を紹介」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
OpenAIは、欧米で新学年が始まるこの時期に合わせて、大学や高校の教員向けに、「ChatGPT」などの人工知能(AI)ツールを学生の学びや教員の業務に活用する方法を紹介する記事を公開した。
このブログ記事では、実際に教員がChatGPTを使っている例として、会話のロールプレイ、授業用教材の作成、英語を母国語としない生徒への支援、批判的思考の指導の4つの活用事例を紹介している。
ChatGPTを会話のロールプレイに使う例では、教員がChatGPTをさまざまなペルソナ(例えばディベート相手や、就職面接の面接官、新しい上司など)を持つ会話の相手として使い、大学院生に質疑応答の能力を養わせている。
また教員は、ChatGPTの高度なライティングスキルや会話スキルを利用して、カリキュラムの資料から小テストや試験問題、レッスン計画などを作成することもできる。
スペインのコルア大学で教鞭を執っているFran Bellas教授は、自分が作成したカリキュラムをChatGPTと共有し、小テストや、授業計画、試験問題を生成させているという。
また、あまり知られていないが、ChatGPTは数十の言語で翻訳を行う能力を持っている。この機能を利用して、英語を話せない学生を支援することができる。例えば、学生に翻訳や校正のためにAIツールを使うよう促したり、チャットボットとのロールプレイを通じて会話の練習をさせることもできる。
OpenAIは最後に、教師が生徒に批判的思考について教えるためにChatGPTを利用できると提案している。同社は教員に対して、学生にどのAIの回答が信頼できるのか、どうすればほかの情報源で回答の信頼性を確認できるかを考えさせることを勧めている。
さらに、このブログ記事では、教員がコピー&ペーストするだけでそのまま使えるプロンプトも紹介している。それは、授業計画を作成するプロンプト、授業で使う効果的な説明や例やアナロジーを作成するプロンプト、学生に他人に教えることを通じて学ばせるために、ChatGPTに生徒の役割をさせるためのプロンプト、AIに家庭教師の役割をさせるプロンプトの4つだ。
これらのプロンプトをそのまま使いたくはない場合も、自分のプロンプトを作るためのヒントを得たり、優れた結果を得るためにどのような指示が必要かを知るためのガイドラインとして利用できる。