清水建設、約550の作業所にスマートロック–次拠点への移設楽々、勤怠管理も
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清水建設は1月9日、全国にある約550カ所の建設作業所、事務所と一部の支店に、ビットキーのコネクトプラットフォーム「workhub」とスマートロックを導入し、勤怠管理システムと連携したと発表した。これにより、勤務場所における滞在時間の把握が容易になる。ビットキーが発表した。
清水建設の全国の作業所、事務所のドアにビットキーのスマートロックと顔認証用のタブレット端末を設置し、従業員は顔をかざすだけで、ドアの鍵の解錠と解錠履歴を基にした入退室時刻の把握が可能になる。入退室時刻は清水建設が利用する勤怠管理システムとworkhubを連携し、閲覧可能だ。
建設業界では、既に顔認証システムを活用し、労働時間を把握する取り組みがされているが、作業所事務所は短期間で撤去されるため、顔認証設備の導入にはコストの課題があったとのこと。清水建設とビットキーは2022年にスマートロックと勤怠管理システムを連携した共同の実証実験を実施。実験の結果、移設の手軽さや、スマートロックと顔認証システムを組み合わせることで、顔をかざし忘れることなく、データの取得率が向上したことから、今回のシステムを採用したという。
作業所、事務所は工事の着工、竣工に合わせた開閉所が通常で、一般的なオフィスに設置する工事式の電子錠やオフィスセキュリティの導入は現実的でなかったという。今回、両面テープで設置できるスマートロックと、顔認証に用いる認証用のタブレット端末も簡単に設置でき、現場間で移設しやすいことが評価されたという。
今後は、workhubの「1IDで複数のシステムを利用できる」特長を生かし、顔認証・スマートロックによる入退室のみならず、受付の無人化や会議室の予約など、施設のニーズに応じて、シームレスなオフィス環境づくりを支援していく。