NEC、新世代ストレージにエントリーモデルをラインアップ
今回は「NEC、新世代ストレージにエントリーモデルをラインアップ」についてご紹介します。
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NECは10月11日、クラウド/仮想化向けストレージ製品「iStorage Vシリーズ」で、SAS HDDを搭載できるエントリーモデルの新製品「iStorage V10e」2機種を発表した。13日から受注、17日から出荷する。
iStorage Vシリーズは、2021年10月から提供しているクラウド/仮想化向けにNVMe SSDを採用したプライマリーストレージ製品群。ファイバチャネルや容量などの違いにより「V100」「V300」をラインアップしている。今回は安価なV10eを追加した。
V10eは、2.5インチSAS HDDを1.2TB(最大2.4TB)、SAS SSDを1.92TB(同3.84TB)搭載可能で、最小容量を選択した場合ではSAS HDDはSAS SSDに比べて約40%コストを節減できるとする。また、ストレージ管理ソフトウェアは、V100/V300のものからデータ最適配置や筐体間コピー、高可用性構成などの機能を除いたシンプルなものにして、提供価格を抑えたという。
単一構成ではV10eの筐体に管理ソフトウェアを内蔵でき、管理サーバーを別途構築、運用する必要がない。なお、SANブート構成や複数台のV10eの運用管理、データ暗号化などの環境では従来通り管理サーバーが別途必要になる。
V10eのラインアップは、データ暗号化モデルとデータ非暗号化モデルの2種類。最小構成時の税別同社希望小売価格は、データ暗号化モデルが314万2000円から、データ非暗号化モデルが394万2000円からになる。NECの「iStorage月額課金ストレージサービス」も利用でき、この場合での価格は個別見積りとしている。
新製品と合わせて同社は、iStorage Vシリーズ向けにAmazon Web Services(AWS)の「Amazon S3」を使ったデータバックアップ/リストアもできるようにした。この導入を支援する「クラウドバックアップ導入支援サービス」(希望小売価格93万1000円)を11月30日から提供する。