「パスキー」のユーザー体験を最適化させるデザインガイドライン、FIDOアライアンスが公開
今回は「「パスキー」のユーザー体験を最適化させるデザインガイドライン、FIDOアライアンスが公開」についてご紹介します。
関連ワード (画面、要素、見慣等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
パスワードレスなユーザー認証を実現する業界標準である「パスキー」を策定するFIDOアライアンスは、パスキーのユーザー体験を最適化させるためのデザインガイドラインの公開を発表しました。
パスキーは、従来のパスワードによるユーザー認証よりも強力で安全な認証方式とされており、普及が期待されていますが、多くのユーザーが慣れ親しんできたパスワード方式と比べると、サインアップやサインインの方法が分かりにくいという課題が指摘されていました。
FIDOアライアンスによるデザインガイドラインの公開は、こうした状況を改善するものとして期待されます。
パスキーのデザインガイドラインの内容
デザインガイドラインは主に以下の要素から構成されています。
- UXの原則(UX princeples)
- コンテンツの原則(Content principles)
- デザインパターン(スキーマ、サンプルビデオ、AndroidとiOSのプロトタイプ)
UXの原則では、「アカウント関連のタスクにおいてパスキーの作成を促す」「見慣れないもの(パスキー)と見慣れたものを関連付ける」など、パスキーのUXをデザインする際の10種類の原則などが説明されています。
デザインパターンでは、パスキーの作成時やサインイン時などの場面に合わせたデザインパターンが示されます。
具体的な画面のフローと、その紹介動画、AndroidとiOSでのプロトタイプも示されます。
これによりWebサービスやモバイルアプリケーションなどにおけるパスキーのUXが共通化され、より分かりやすくなることが期待されます。