GitHub、Armベースのホステッドランナー提供を発表、マイクロソフトはArm対応アプリ開発の支援サービス発表。Arm対応支援が相次ぐ
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
GitHubは、ソースコードのビルドやテストなどのさまざまな処理をGitHub上で行えるように、「GitHubホステッドランナー」と呼ばれる仮想マシンを提供しています。
現在、このホステッドランナーはx86プロセッサがベースとなっていますが、GitHubはArmベースのプロセッサによるホステッドランナーを1月からプライベートベータとして提供開始すると発表しました。
下記は「Accelerate your CI/CD with Arm-based hosted runners in GitHub Actions」からの引用です。
Seamlessly integrated into GitHub Actions, these runners are powered by Arm-based Ampere® Altra® processors. Preloaded with a base image that contains a foundational set of development tools to build upon, these runners are extremely versatile and can handle any embedded software project from key markets such as automotive, IoT and industrial.
GitHub Actionsにシームレスに統合されたこれらのランナーは、ArmベースのAmpere® Altra®プロセッサを搭載しています。ランナーにはあらかじめ基本的な開発ツール一式を含むベースイメージがプリロードされており、非常に汎用性が高く、車載、IoT、産業用などの主要市場のあらゆる組込みソフトウェアプロジェクトに対応できます。
マイクロソフトはArm版アプリ開発者向けに支援サービス提供
一方で、マイクロソフトはアプリケーション開発の分野でArmプロセッサ対応を推し進める方策のひとつとして、「Arm Advisory Service for developers」の提供を先月(2023年10月)に発表しています。
これはArm版のアプリケーションを開発する開発者向けの無料のサービスで、ワークショップによるベストプラクティスやガイダンスの提供、実装についての質問に対する回答、コードサンプルの提供、ソフトウェア開発を支援しフィードバックを提供するためのマイクロソフトのエンジニアへのエスカレーションなどが提供される予定です。
先月、クアルコムが2024年中盤に提供予定のPC向けの新型SoC(System-on-a-Chip)として第13世代Core i9やAppleシリコンのM2 Maxチップよりも高速だと説明する「Snapdragon X Elite」を発表しました。
この説明通りであれば、来年には本格的な性能のArmプロセッサ搭載PCが登場することになります。GitHubのArm版ランナーやマイクロソフトのArm Advisory Serviceは、こうした本格的な性能のArmプロセッサ搭載PCの登場をにらんでのことなのかもしれません。