三菱UFJニコス、クレジットカードの不正使用検知にAI導入–不正使用抑止の精度向上
今回は「三菱UFJニコス、クレジットカードの不正使用検知にAI導入–不正使用抑止の精度向上」についてご紹介します。
関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
SCSKは2月8日、三菱UFJニコスが利用しているクレジットカード不正使用検知システム「CARDSavior」に、人工知能(AI)を導入したと発表した。2月から稼働しており、PKSHATechnology(PKSHA)の不正・犯罪検知ソリューション「PKSHA Security」を採用している。
CARDSaviorはSCSKが1997年にクレジットカード不正使用検知システムとして提供を開始。現在までに不正使用に関する知見を蓄積してきており、不正検知を担当する業務部門向けに最適化されたインターフェースやユーザー自身が個別定義するためのルールエンジンやシミュレーション機能を搭載している。
PKSHA Securityは過去の不正・犯罪検知プロジェクトでPKSHAが蓄積した知見と実績を集約させたソリューション。独自のAIアルゴリズム「トレンド追従型アルゴリズム」によって日々変化する不正手口のパターンを自動学習し不正検知を高度化する。同ソリューションをクレジットカードの不正使用検知システムと連携させることで、いち早く最新の不正手口への対応が可能となるという。
さらに両ソリューションの機能連携では、不正使用が発覚した後の事務作業を支援するワークフローシステムも提供しており、業務効率化支援を含め全体の最適化を支援する。
今回の導入に当たり実施した実証実験(PoC)では、既存のスコアリングエンジンと比較し、小口取引から大口取引まで幅広く対応強化できる結果が示され、不正使用抑止の精度が大幅に向上したという。