コンカー、三村真宗氏が代表取締役社長を退任–橋本祥生氏が執行役員社長に
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出張/経費管理クラウドを展開するコンカーは1月12日、経営体制の変更を発表した。代表取締役社長の三村真宗氏が2024年1月1日付で同職を退任し、ソリューション統括本部 本部長 バイスプレジデントの橋本祥生氏が執行役員社長に昇格した。三村氏は同年5月1日まで代表取締役 エグゼクティブアドバイザーを務める。
三村氏は、1993年に日本法人の創業メンバーとしてSAPジャパンに入社し、社長室長や戦略製品事業バイスプレジデントなどを歴任。その後は、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ベタープレイス・ジャパンのシニア・バイスプレジデントなどを経て、2011年からコンカーの代表取締役社長を務めていた。
以降12年間にわたり、「経費精算のない世界」を掲げ、電子帳簿保存法の規制緩和を実現させるなど、日本企業の競争力向上に向けて間接費業務の改革を推進したとコンカーは説明する。三村氏は、企業の成長には「働きがい」が重要とし、企業文化の醸成にも尽力してきたという。
橋本氏は、1998年にNECに入社。以後13年間にわたり、流通サービス業、製造業のソリューション営業本部において、主にソリューション企画を担当。2011年には、ガートナー・ジャパンに入社し、プロセス、ユーティリティー、流通サービス企業などのIT戦略立案の支援などを担当した。2013年にコンカーへ入社し、2019年1月から営業統括本部 インダストリー営業本部長として大企業における間接費改革を支援。2020年1月からは、戦略事業開発本部(現ソリューション統括本部)の本部長として、ソリューション、パートナーアライアンスや公共マーケットの事業開拓などを推進してきた。
経営体制の変更に当たり、橋本氏は「当社に入社してから、営業から事業開発そして製品開発に至るまで、さまざまな側面から日本企業の競争力向上に向けて尽力してきた。これまでの経験を生かし、コンカーのさらなる発展に貢献するとともに、お客さま、パートナーの皆さま、従業員の皆さまのさらなる成長と発展のために尽力していきたい」と意気込みを述べる。
三村氏は「2011年の社長就任以来、皆さまにはひとかたならぬご支援を賜った。電子帳簿保存法の規制緩和をリードし、スマートフォンでの経費精算が可能になるなど、日本の間接業務改革に貢献できたのも皆さまのご協力のおかげと、心より感謝している。また、企業の真の成長を願い、尽力してきた『働きがい』のための企業文化醸成についても、多くの方にご支持いただき、大変嬉しく思っている。橋本新社長には、当社のさらなる発展を目指してほしいと切に願っている」とコメントした。