グローバルのクラウドインフラ市場シェア。AWSがやや減少の一方、マイクロソフトは順調にシェアを伸ばす。2023年第4四半期、Synergy Researchの調査結果
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調査会社のSynergy Research Groupは、2023年第4四半期のグローバルにおけるクラウドインフラのシェアを発表しました。
クラウドインフラとは、IaaS、PaaS、ホステッドプライベートクラウドを合わせたものを指します。
発表によると、2023年第4四半期は昨年と比較して市場全体が20%成長と、前四半期よりも2ポイント高い成長率を示す中で、シェアトップを走るAWSがややシェアを落としつつある一方、マイクロソフトはシェアを伸ばしていることが示されました。
AWSはシェア31%、マイクロソフトは24%に
具体的なシェアの数字は、AWSが31%、マイクロソフトは24%、Googleは11%でした。また、上位3社のシェアの合計は67%程度にまで達しています。
マイクロソフトは前四半期で2ポイント、今四半期でも1ポイントと連続してシェアを伸ばしています。
同社はOpenAIとの提携によるCopilotサービス群を積極的に展開するなどAI分野で躍進しており、それがクラウドインフラのシェア上昇にも間接的に寄与していると見られています。そのため、同社のシェア上昇は今後も続く可能性が高いでしょう。
一方、シェア4位以下に位置するAlibaba、IBM、Salesforceの3社は継続的にシェアが下落するなかで、一時期シェア上昇のトレンドを見せていたオラクルがここにきてやや失速しているようにも見えます。オラクルがここで踏みとどまり、再び上昇傾向に戻せるかどうかも今後のクラウドインフラの動向を見る上で1つのポイントとなりそうです。