東京海上日動とAWS、サイバー保険で協業–「Security Hub」のデータを利用
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東京海上日動は5月7日、米Amazon Web Services(AWS)とサイバー保険で協業すると発表した。
この協業では、クラウド環境に特化したサイバーリスクの評価の高度化とサイバーリスク保険の提供を予定する。まずは提供の同意を得たAWSユーザーのデータを東京海上日動が分析し、クラウドに特化したサイバーリスク評価手法の研究と保険引受判断の高度化を行う。
次に、AWSのセキュリティ対策状況管理サービス「AWS Security Hub」のデータを使用したサイバーリスク保険の提供を開始する。一部のAWS Security Hubユーザー向けに提供し、2025年に任意の全ユーザーに提供する。従来の申告ベースのリスク評価だけでなく、AWSクラウドのデータによるリスク評価で、クラウドの利用状況やセキュリティ対策状況を反映した保険料算出につなげ、セキュリティを強化する企業努力を後押しするという。
さらに東京海上日動は、AWSパートナーネットワークとも連携して、サイバーリスク保険の販売を拡大させる。サイバーリスク保険とセキュリティインシデントの初期対応サポート、インシデント発生を監視するAWSパートナー企業のSaaSソリューションなどを提供し、企業のセキュリティ対策強化を総合的に支援するとしている。
東京海上日動は、将来的にAWSの生成AI基盤サービス「Amazon Bedrock」なども用い、ウェブ上でのシームレスなサイバーリスク評価と保険加入、クラウドセキュリティ対策状況のデータをリスク評価や保険料にタイムリーに反映する保険商品の開発などにも取り組むという。