AIガジェット「rabbit r1」–実際に手にして感じたこと

今回は「AIガジェット「rabbit r1」–実際に手にして感じたこと」についてご紹介します。

関連ワード (オフトピック等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 「rabbit r1」は、スマートフォンを完全に置き換えることを目指すのではなく、より効率的に使用できるように支援する通俗的なAIアシスタントとして、2024年1月のCESで初めて注目を集めた。rabbitはアプリを廃止し、その代わりに独自の「Large Action Model」(大規模なアクションモデル)を使用して、ウェブ体験を操作する方法についての訓練を「rabbit」に施し、それらの操作を再現できるようにしたいと考えている。

 開発元のスタートアップ企業rabbitによると、それにより、ユーザーが画面を見なくても、rabbitはユーザーの許可を得て、機密データを一切保存せずに、さまざまなタスクを実行できるようになるという。最も注目すべきなのは、同社がサブスクリプション料金の発生しない200ドルの製品で、それらすべての機能を提供すると主張していることだ。

 rabbitは米国時間4月23日、一般発売が開始された最初のデバイス群のライブデモおよび製品リリースパーティーを主催した。筆者は幸運にも明るいオレンジ色のrabbit r1を手に入れることができた。rabbitで実際に何ができるのかを早く確かめたくてたまらないが、本記事では、箱に同梱されているものとデバイス本体の第一印象をお伝えする。

 rabbit r1は、小さな段ボール箱に入っており、箱の上部に配置された発泡スチロールのインサートで保護されている。デバイスは箱にしっかりと収まっており、プラスチックのシェルで保護されている。箱の中には、この発泡スチロールのインサートとデバイスしか入っていない。注目すべきことに、充電ケーブルや紙の説明書は一切同梱されていない。

 USB-C経由で充電できるため、ケーブルがないことは大きな問題ではないが(読者の皆さんもほかのデバイス用のUSB-Cケーブルをきっとお持ちのはずだ)、注意が必要である。

 r1は1000mAhのリチウムイオンバッテリーを搭載しているが、バッテリー持続時間やそれがユーザビリティーに及ぼす影響は現時点では不明だ。テストを開始したら、われわれは間違いなくそれらを注視するつもりである。

 rabbitの本体はプラスチック製ケースにしっかりと収められており、開けるのがかなり難しいほどだ。ケースの上部がヒンジになっており、デバイスは上部から取り出すことができる。

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