石川県の恵寿総合病院、リモートアクセスのシステムにゼロトラスト型セキュリティを導入
今回は「石川県の恵寿総合病院、リモートアクセスのシステムにゼロトラスト型セキュリティを導入」についてご紹介します。
関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Zscalerは、石川県七尾市の恵寿総合病院が、ゼロトラストセキュリティソリューション「Zscaler Zero Trust Exchange」を導入したと発表した。同病院は、同時にリモート環境での医療スタッフのセキュアなアクセスをサポートする「Zscaler Internet Access(ZIA)」「Zscaler Private Access(ZPA)」も導入している。
今回の導入で同病院は、セキュアにスマートフォンで院内外から電子カルテへのアクセスできるようになり、業務を効率化することができた。1月に発生した能登半島地震の直後でも医療サービスを途切れさせることなく、安全に患者へのサービスを提供できているという。導入後は、iPhoneとZscaler製品をグループ全体のセキュリティインフラとして横展開している。
Zscaler Zero Trust Exchangeは、「全てのユーザー、ワークロード、デバイスは信頼できない」というゼロトラストの原則に基づき、場所やネットワークに依存しない安全なアクセスを実現する。AIを活用したリスク評価と厳格なポリシー適用により、ユーザーとアプリケーション間の接続を保護する。
ZIAは、AI技術を駆使したクラウドネイティブなウェブセキュリティゲートウェイ。インターネットやSaaSアプリケーションへのアクセスを保護するだけでなく、高度な脅威対策も提供する。Zscaler Zero Trust Exchangeとの連携により、多層防御によるセキュリティ強化と、快適なユーザー体験を両立する。
ZPAは、プライベートアプリケーションやOTデバイスへの安全かつ高速なアクセスを実現する。Zscaler Zero Trust Exchangeの基盤を活用し、分散したアプリケーションやワークロードへのきめ細やかなアクセス制御とセグメンテーションを提供する。
同病院では、早期からDXを積極的に進め、電子カルテシステムやリモートアクセスのシステムを導入していた。しかし、それらのシステムには制約があり、働き方改革に必要な機能が提供できていないという課題を抱えていた。そこで、スマートフォンで院内外からセキュアに電子カルテシステムへリモートアクセスできる環境を構築することを模索し、その際に求められるセキュリティの確保に、Zscalerのクラウド型ゼロトラストソリューションを採用して導入することとした。
今後地震からの復旧が進めば、このZscalerの仕組みを院内のみならず、訪問診療などの地域医療サービスの仕組みにも取り込んでいくことを計画している。