Anthropic、「Android」版「Claude」アプリをリリース
今回は「Anthropic、「Android」版「Claude」アプリをリリース」についてご紹介します。
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Anthropicはこれまで生成人工知能(AI)競争における主要プレイヤーであり、同社のAIチャットボット「Claude」は、「ChatGPT」の競合サービスにふさわしいことを証明してきた。Claudeの重要な特徴の1つである多言語対応の高度でマルチモーダルな推論機能を、すべてのユーザーがClaudeアプリを通じてモバイルで利用できるようになった。
Anthropicは5月に「iOS」ユーザー向けに無料のClaudeアプリをリリースした。このアプリでは、ユーザーがデスクトップからモバイルにシームレスに移行して、プロンプトを中断したところから再開できる。それから約3カ月経って、同社は「Android」版のClaudeアプリをリリースした。
Android版のClaudeアプリは、「Google Play」ストアから無料でダウンロードできる。デバイス間の同期や画像機能、多言語処理など、iOS版アプリと同じ利点をユーザーに提供する。このアプリでは、Anthropicの最も強力なモデル「Claude 3.5 Sonnet」を採用している。
Claude 3.5 Sonnetは高機能で、Large Model Systems Organization(LMSYS Org)の「Chatbot Arena」では、145万208票を獲得して115モデル中2位につけている。Chatbot Arenaは、ユーザーが大規模言語モデル(LLM)を評価して投票できるクラウドソース型のプラットフォームだ。
利用を開始するには、ClaudeアプリをダウンロードしてAnthropicアカウントにサインインしよう。テキストやメール、ソーシャルメディアへの投稿のキャプションの作成など、外出先で質問できるため、筆者はスマートフォンに複数のAIチャットボットアプリをインストールしている。AIチャットボットアプリは、質問に対する会話体の回答を外出先で作成するのにも役立つ。
モバイル版チャットボットアプリで筆者が気に入っているのは、外出先でマルチモーダル機能を利用できる点だ。例えば、今通り過ぎようとしている建物や施設が何か知りたい場合、後でスマートフォンからデスクトップPCに画像をエクスポートするより、モバイル版チャットボットアプリを開いて写真を撮影し、その場ですぐボットに質問する方がはるかに簡単だ。
ChatGPTのような他のアプリにも同様の機能があるため、どのアプリをダウンロードするかという判断は、モデルに対するユーザーの好みや日常のワークフローにどう適合するかに左右される。だが、Claudeアプリをダウンロードした場合のちょっとしたメリットは、需要が高い時期でも無料ユーザーが低機能モデルにダウングレードされることがない点だ。ChatGPTではダウングレードされる場合がある。